ほうれん草を食べ過ぎると現れる症状?メディカルドック監修医がほうれん草の効果・効率的な摂取方法などを解説します。

監修管理栄養士:
森 絵美子(管理栄養士)
委託給食会社に勤務後、直営での病院、保育園で栄養士として勤務し、2025年に管理栄養士免許を取得。現在はケアミックス病院で管理栄養士として勤務しており、透析クリニックや外来での栄養指導にも関わりはじめている。
ほうれん草とは?

ほうれん草は緑黄色野菜の一種で高い栄養価のある葉物野菜です。原産地は西アジア〜中央アジアだと言われておりそこから東西に伝わりました。ほうれん草は野菜の王様と呼ばれておりビタミンK、葉酸、鉄分、食物繊維、βカロテン、ビタミンEが豊富で11月〜1月が旬です。ほうれん草の種類は大きく分けて2つに分類されます。シルクロードを経て中国へ渡った東洋種は葉が薄くギザギザしている剣葉で葉柄が長く、えぐみやアクが少ないためお浸しなどにむいています。ヨーロッパ経由でアメリカに渡った西洋種は葉が厚くて丸い葉で葉柄が短くアクが強くエグ味や土臭さがあるため炒め物にむいています。日本には東洋種が江戸時代初期、西洋種が江戸時代末期に伝わりました。現在では東洋種と西洋種をかけ合わせた一代雑種がメジャーですが寒締めほうれん草やサラダほうれん草などもあります。関東の特産品としても有名で令和元年度の収穫量では1位が埼玉県、2位が群馬県、3位が千葉県、4位が茨城県で全国の4割を占めています。
ほうれん草をどのくらい食べると体に悪影響?

ほうれん草には尿中でカルシウムと結合してできる尿路結石の原因となるシュウ酸が多量に含まれています。このシュウ酸は他の葉物野菜やお茶やコーヒーにも含まれており、具体的な摂取量の上限がありませんが尿路結石の既往歴がある方は特に注意が必要です。シュウ酸は水に溶けやすいため茹でる、冷水で冷やす、よくしぼるといった調理法で減らすことができます。またカルシウムを含む食材と一緒に食べる事で腸内でシュウ酸とカルシウムが結合し、便として排出されるので血中でのシュウ酸の吸収が抑制され、尿中に含まれるシュウ酸を減らす事ができます。

