「ほうれん草を食べ過ぎると現れる症状」は?ほうれん草の効果も管理栄養士が解説!

「ほうれん草を食べ過ぎると現れる症状」は?ほうれん草の効果も管理栄養士が解説!

ほうれん草を食べ過ぎると現れる症状

ほうれん草を食べ過ぎると現れる症状

結石による背中から脇腹にかけての痛み、残尿感、血尿

ほうれん草には、尿路結石の原因物質の一つである「シュウ酸」が多く含まれています。通常の食事量であれば問題ありませんが、水分摂取が少ない方や動物性たんぱく質・塩分を多く摂る食生活の方、結石の既往がある方は注意が必要です。これらの要因が重なると、尿中でシュウ酸とカルシウムが結合して結晶化し、尿路結石ができやすくなります。
尿路結石の主な症状には、突然生じる背中から脇腹にかけての激しい痛み、残尿感、尿意があるのに尿が出にくい、血尿などがあります。また、腎臓内でできる結石は痛みが出にくく、気づかないうちに大きくなってしまうこともあります。

シュウ酸及び食物繊維の過剰摂取による腹痛、下痢、腹部膨満感

ほうれん草には、尿路結石の原因物質として知られるシュウ酸が含まれています。通常の食事量であれば問題ありませんが、一度に大量に食べたり、生のまま多く摂取した場合、体質によっては胃腸に負担がかかり、腹痛や下痢を起こすことがあります。
また、ほうれん草100gあたりには約2.8gの食物繊維(不溶性約2.1g、水溶性約0.7g)が含まれています。不溶性食物繊維は腸の動きを活発にしますが、消化機能が弱っているときや過敏性腸症候群の方では、腹部の張りや下痢を起こすことがあります。

ほうれん草の効果

ほうれん草の効果

抗酸化作用による皮膚や血管の健康維持

ほうれん草に含まれるビタミンEや体内でビタミンAに変換されるβカロテンには強い抗酸化作用があり、体内の脂質の酸化を防いでくれるため、動脈硬化や血栓予防、LDLコレステロールの低下、細胞を健全に保つ働きがあり皮膚や血管の健康維持を助けてくれます。

貧血予防

ほうれん草には、赤血球の材料となる鉄分や葉酸が含まれています。鉄は血液中のヘモグロビンの構成成分で、全身に酸素を運ぶ重要なミネラルです。ただし、ほうれん草に含まれる鉄は非ヘム鉄と呼ばれるもので、体への吸収率は動物性食品に含まれるヘム鉄より低めです。そのため、ビタミンCを多く含む食品(いちご・オレンジ・キウイなど)と一緒に摂ることで吸収率を高めるのがおすすめです。こうした食べ合わせを意識することで、貧血予防をサポートする働きが期待できます。

免疫機能の維持をサポート

ほうれん草に豊富に含まれるβカロテンは、体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜の健康を保つ働きがあります。これにより、ウイルスや細菌などの外敵から体を守る免疫機能の維持をサポートします。さらに、抗酸化作用もあるため、細胞のダメージを防ぎ、体調管理にも役立ちます。

腸内環境の改善

ほうれん草に含まれる食物繊維は腸内環境を整えて、便秘の予防になります。また食物繊維には血糖値の上昇抑制、血液中のコレステロール濃度の低下などの働きもあります。摂り過ぎは下痢などの原因になるため注意が必要です。

造血作用及び胎児の神経管閉鎖障害のリスクの低下

ほうれん草に含まれる葉酸は赤血球の生成を助け、貧血を予防し、DNAやタンパク質の合成を促進します。また胎児の神経管閉鎖障害のリスクを低減するため妊娠中は積極的な摂取が推奨されています。

血液凝固作用、骨の健康維持

ほうれん草に含まれるビタミンKは血液の凝固を促進し、出血した際に止血をするのに必要な栄養素です。またビタミンKは骨のカルシウム結合タンパク質を活性化させ、カルシウムの骨への沈着を促進します。

配信元: Medical DOC

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