「前立腺がん」になりやすい人の5つの特徴はご存知ですか?【医師解説】

「前立腺がん」になりやすい人の5つの特徴はご存知ですか?【医師解説】

前立腺がんの治療法

ここでは主に、前立腺にとどまり転移のない場合の治療法について説明します。なお、がんのリスク分類にて超低リスクから中間リスクまでの方に対しては、積極的に治療を行わない場合もあります。これは、直腸診やPSA検査、生検などをしながら注意深く経過を見る、監視療法というものです。

手術

手術(前立腺全摘除術)は、前立腺がんの根治的な治療の一つとして確立されたものです。
前立腺全摘除術は、無治療で経過観察するよりも前立腺がん患者の生存期間を延長することが報告されています。近年では、ロボット支援前立腺全摘除術が標準的な術式となりつつあります。
手術は泌尿器科医が行います。入院期間は、10〜14日程度を見ておくと良いでしょう。

放射線治療

放射線治療も、前立腺がんの根治治療の一つです。体の外から照射する「外照射」と、放射線源を前立腺内に留置する「組織内照射」があります。近年ではIMRTやIGRTといった技術が普及し、前立腺に集中的に照射できるようになりました。また、粒子線治療(陽子線・重粒子線)も保険適用となり、選択肢が増えています。
通常は1日1回20分程度の照射を約8週間行いますが、短期間で終える方法もあります。外来通院での治療が可能で、転移による痛みなどの緩和にも用いられます。

薬物療法

前立腺がんの薬物療法としては、特にホルモン療法が重要です。アンドロゲンの働きを抑制する薬を用います。近年、新規アンドロゲン受容体シグナル阻害薬(ARSI)という治療効果の高い薬が開発されました。また、ホルモン療法に対してドセタキセルという抗がん剤を組み合わせることで、生存期間が延長したという報告もあります。
前立腺がんの骨転移がある場合には、骨密度を高める薬を用いて骨折や痛みを予防します。
前立腺がんの薬物療法は、泌尿器科や薬物療法科で行われます。内服薬や皮下注射での治療が多いです。治療内容は進行度や体の状態によって異なるため、担当医とよく相談することが大切です。

前立腺がんの予防法

前立腺がんに特化した予防法は現時点ではまた明らかになっていません。
脂質のとり過ぎに気をつける、運動する、メタボリック症候群を予防するなどは前立腺がんリスクを低くする可能性があります。ここでは、前立腺がん予防効果が示唆される成分や食べ物をご紹介します。

大豆イソフラボンの摂取

大豆イソフラボンには、前立腺がんのリスク低減に関与する可能性があるとされています。イソフラボンは、納豆や味噌、豆乳、豆腐、きなこなどから取ることができます。

緑茶の摂取

緑茶に含まれるカテキンには、がんの発症を抑える効果があるとされています。日本人男性の研究で、1日5杯以上の緑茶を飲む人は、1杯以下の人より進行性前立腺がんのリスクが低いと報告されています。

リコピン摂取

トマトなどに含まれるリコピンには、強い抗酸化作用があります。一部の研究では、トマト缶や調理したトマトなどのリコピンが多い食材の摂取により、前立腺がんのリスクが低下すると報告されています。

配信元: Medical DOC

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