「学習障害の支援方法」は何があるかご存知ですか?医師が解説!

「学習障害の支援方法」は何があるかご存知ですか?医師が解説!

学習障害は、広汎性発達障害(こうはんせいはったつしょうがい)と呼ばれる発達障害の一種です。

読み書きや、聞く・話す・計算するなどの学習において必要な基礎となる能力が難しかったり、またはうまく表現できないなどの症状のことをいいます。

ここでは、学習障害の支援方法などを紹介していきます。

※この記事はメディカルドックにて『「学習障害」の特徴・原因はご存知ですか?医師が監修!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

伊藤 有毅

監修医師:
伊藤 有毅(柏メンタルクリニック)

専門領域分類
精神科(心療内科),精神神経科,心療内科。
保有免許・資格
医師免許、日本医師会認定産業医、日本医師会認定健康スポーツ医

学習障害の支援

ハート

学習障害は治りますか?

学習障害は適切な支援や治療で改善できますが、完治することはできません。
なぜなら学習障害は人により障害の度合いが異なるので、適切な治療法を選ぶためには専門家に相談することが重要だからです。

学習障害にはどのような支援方法がありますか?

学習障害には以下のような支援方法があります。 教育的支援
特別支援教室や専門の教師による指導を行い、学習障害を抱える子どもたちに適した学習方法を提供 心理学的支援
カウンセリングや療育心理学などを行い、学習障害と向き合う際のストレスや不安を軽減 薬物療法
学習障害に伴う症状を軽減 聴覚・視覚療法
聴覚や視覚に関する問題を改善 言語療法
書き言葉や話すことに関する問題を改善 身体療法
筋肉や骨格などの身体的な問題を改善 コミュニケーション療法
コミュニケーション能力を改善 職業療法
就労や日常生活の中でのタスクを遂行する能力を改善。これらの支援方法は、症状やニーズに応じて組み合わせることで最適な支援となります。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

学習障害の多くは幼少期から徐々に発症することがあるため、なかなか気付きにくい点があるでしょう。
特に子供が小さいうちは、単なるクセのように見受けられるためにすぐ学習障害とは思えなくても当然です。
そのような場合でも、医師や専門家の指示を仰ぐことでその子に合った適切な診断をしてくれますので、少しでも違和感がある場合は医師や専門家に相談してみることをおすすめします。それにより少しでも早く子供の改善に繋がり、子供の今後の人生にもいい影響となる可能性があります。
大人になってから学習障害が発覚した場合でも同じです。決して改善の予知がなくなることはありませんので、しっかり前を向いてお子さんと一緒に、或は今後の自分のために是非、前へ進んでいきましょう。

編集部まとめ

うさぎ
今回は学習障害について診断や治療方法、そして学習障害のさまざまな支援を紹介いたしました。

学習障害と診断を受けるとそれが子供の問題であった場合、「自分の教育に問題があったか」と思う親御さんもいらっしゃいます。

しかし学習障害はあくまで能力の成長度合いの異なるものなので、良い所は伸ばしていくことも可能です。

障害ではなく個性として受け止めてあげることが、もっとも改善につながる近道になると考え、お子さんと一緒に頑張ってください。

参考文献

学習障害(文部科学省)

配信元: Medical DOC

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