地球に優しい「サステナブルフード」
国連のFAO(食糧農業機関)が、2013年の報告書で昆虫食を「持続可能なタンパク質源」として推奨したことが大きなきっかけとなりました。コオロギは、牛に比べて温室効果ガス排出量が大幅に少なく、水や土地の使用量も少ないため、環境負荷が低い点が評価されています。
高タンパクでミネラル豊富な「スーパーフード」
コオロギは健康志向の高い消費者にとっても魅力的な栄養価を持っているとされています。
一つは、高タンパク質。 肉や魚に匹敵する豊富なタンパク質として注目されました。もう一つはミネラル。亜鉛、鉄分、カルシウムなどが豊富なこともポイントです。こうした流れを受け、日本では2021年の無印良品「コオロギせんべい」の即日完売など、大きなブームとなりました。

