伊藤詩織さんドキュメンタリー、日本版完成し12月公開へ 「一部表現を修正」と説明も 修正箇所は不明

伊藤詩織さんドキュメンタリー、日本版完成し12月公開へ 「一部表現を修正」と説明も 修正箇所は不明

ドキュメンタリー映画『Black Box Diaries』が、12月12日から日本で公開されることが発表された。監督の伊藤詩織さんが11月6日、自身のフェイスブックで明らかにした。

作品をめぐっては、承諾を得ずに撮影・使用された映像や音声が含まれているとして、問題が指摘されてきた。

伊藤さんは無断で撮影したタクシー運転手とその家族に謝罪しているが、性被害の現場となったホテルの防犯カメラ映像や、性被害訴訟の元代理人との会話の扱いなどについても懸念が示されている。

元代理人側は弁護士ドットコムニュースの取材に対して「問題はまったく解決していない」とコメント。該当箇所の削除や修正を求め続けているが、そうした中で日本公開が発表された。

伊藤さんはフェイスブックで「日本で上映される版は、ご指摘を受けた箇所など一部表現を修正し、日本版として完成しました」と説明している。

弁護士ドットコムニュースは10月29日、映画製作・配給のスターサンズに新しいバージョンでの修正箇所などについて問い合わせたが、11月7日までに回答は得られていない。

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