“糖尿病患者”や『糖尿病予備軍』は「認知症」のリスクが高いってホント? 医師に聞きました

“糖尿病患者”や『糖尿病予備軍』は「認知症」のリスクが高いってホント? 医師に聞きました

境界型糖尿病と言われたら気をつけたいこと

境界型糖尿病と言われたら気をつけたいこと

編集部

境界型糖尿病と診断されたら何をすべきですか?

永島先生

最も重要なのは生活習慣の見直しです。バランスのよい食事を心がける、運動習慣を身につける、体重管理をする、睡眠やストレスの対策をおこなうなどを徹底することで、糖尿病への進行を防げるだけでなく、認知症の予防にもつながります。

編集部

どんな食事を心がければいいですか?

永島先生

糖質をとり過ぎないことに加え、野菜、たんぱく質、食物繊維をしっかりとることが大切です。それから、消化吸収がゆっくりで血糖値を急上昇させない食べ物のことを低GI食品と言いますが、食事をとるときにはこれらの食品を選択したり、間食を見直したりすることも有効です。

編集部

運動はどのくらいおこなえば効果がありますか?

永島先生

無理に強度の高い運動をするのではなく、1日20〜30分のウォーキングや軽い筋トレを週3〜5回おこなうだけでも、血糖値とインスリン感受性の改善に効果があります。特に「食後に体を動かす」ことで、より効率的に血糖値をコントロールできます。

編集部

薬を飲まなくても境界型糖尿病のまま維持できますか?

永島先生

はい、生活習慣をしっかり改善できれば、薬物療法をおこなわなくても糖尿病に進行せずに済む場合は多いとされています。ただし、改善が難しい場合やほかの病気がある人には、予防的に薬を使うこともあります。医師と相談して判断しましょう。

編集部

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

永島先生

糖尿病は、認知症を含むさまざまな合併症のリスクを高める疾患です。合併症は進行してから気づくことも多く、生活の質に大きな影響を及ぼします。そのため、糖尿病は発症してからの治療だけでなく、早期からの予防と適切な管理が重要です。合併症を予防するために必要なのは、健康診断を定期的に受け、ご自身の血糖値や体の状態をきちんと把握すること。小さな変化を見逃さず、早めの対応を心がけましょう。

編集部まとめ

糖尿病は生活習慣と深く関わる病気です。日々の食事や運動習慣を見直すことが、合併症の予防につながります。気になる症状がなくても、定期的に健診を受けて健康を守りましょう。

配信元: Medical DOC

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