「美術品入札会 廻 -MEGURU-」Vol.24
日本美術史を彩る巨匠606点の競演
今回のVol.24では、伊藤若冲、横山大観、菱田春草、狩野芳崖、松尾芭蕉、板谷波山など、日本美術史に名を残す巨匠たちの作品606点が出品される。
琳派の粋を感じさせる鈴木其一の屏風、菱田春草の繊細な秋草図、東郷青児のモダンな美人画、さらには魯山人・黒田辰秋といった工芸界の名匠の作品まで、時代とジャンルを超えて多様な美が「廻る」。
特集作家たち——動物、自然、精神を描く表現者たち
大橋翠石《林間猛乕之図》
《林間猛乕之図》
1900年のパリ万博で金牌を受賞した、日本画界の“虎の名手”。画面いっぱいに描かれる虎は生命の躍動そのもの。福田美術館の展覧会でも話題を呼んだ傑作が出品される。
田中一村《千葉寺 四季》
《千葉寺 四季》
孤高の画家・田中一村の、千葉時代を象徴する5点を特集。人と自然を見つめた温かな眼差しが宿る。
津高和一《作品》
《作品》
戦後日本の抽象絵画を切り拓いた津高。内面の詩情を線と色で紡ぐ10点の出品は必見だ。
白隠慧鶴《隻履達磨》
《隻履達磨》
禅の心をユーモラスかつ深遠に描く白隠。11点に及ぶ禅画からは、見るほどに滲み出る精神性が感じられる。
