膵臓がんを発症し、腰に痛みを感じる場合のステージ分類
StageⅡ以上で腰に痛みを感じるかも
膵臓がんは早期癌の場合、症状がほぼないということが多く、たまたま何かの検査を行って見つかったということがほとんどです。早期癌から進行癌となったとしても、StageⅠの場合では膵臓内にがんがとどまっており転移もないため無症状のことがほとんどです。
膵臓の外にがんが広がった場合は痛みや黄疸などの症状を起こすことがありますが、この時点でStageⅡになっています。ただし、StageⅡでも自覚症状がないということも多く、さらに進行して初めて痛みなどの症状が出てきて、がんに気づく、ということも決して稀ではありません。
「膵臓がんの腰痛」についてよくある質問
ここまで膵臓がんの腰痛などを紹介しました。ここでは「膵臓がんの腰痛」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
膵臓がんの他に腰が痛くなるがんはありますか?
岡本 彩那 医師
あります。膵臓もですが、背中や腰に近い場所にがんができた場合は腰痛が出る事があります。腎臓がんや、時には大腸がんでも出る可能性はあります。また、別の場所のがんであっても、背骨に転移してしまった場合は転移による腰痛が出てくる事があります。

