
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回はダ・ヴィンチwebで連載中の漫画『禍話 SNSで伝播する令和怪談』から『例の家』をピックアップ。元は怪談ネットラジオ「禍話」で話題を集めて拡散された怪談話で、今回のコミカライズにあたって11の恐怖体験が厳選されている話題のホラー作品だ。
コミカライズを担当した大家さんがX(旧Twitter)に投稿されたところ、1,000件を超える「いいね」と共に多くの反響コメントが寄せられた。本記事では原作のかぁなきさんとコミカライズを担当した大家さんの両名にインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。
■軽い気持ちの肝試しだったのに…

赤ん坊が生まれた翌日、一家全員が自殺したという“いわくつき”の「例の家」。取り壊されず今も残っているという噂を聞いた男たちは、肝試しのつもりで「例の家」を訪れる。4人のうち2人は車に残り、2人は家に探索に入ったが、いくら待っても探索にいった2人が帰ってこない…。
車に残った2人は不安になり、先に行った2人を探しに家のなかに入ると、虚ろな目でボーっと座り込む2人の姿が…。「例の家」でなにがあったのか。「例の家」に入った2人に降りかかる身の毛もよだつ怪異に「大変気味が悪く最高に楽しかった」「ぞわぞわ」「想像以上」「怖いです」など多くの反響が寄せられている。
■聞き取った話のほかに実体験を元にした話がある

――原作のかぁなっきさんは様々なメディアで怪談話を発信していらっしゃいますが、どのように怪談話を蒐集されているのか、お教えください。
かぁなっきさん:最近は出不精なのでXのDMやGmailです。また、一方的に体験談や聞き取った話を送ってくる知人が複数居るので助かるというか、気持ち悪いというか。
――『禍話』のなかでかぁなっきさんの実体験を元にしたものはありますか?
かぁなっきさん:あります。また、私の体験だと言わずに「投稿された」とか「飲み会で聞いた」という設定で話しているものもあります。
――ネットラジオから始まり、コミカライズやドラマ化など広がりを見せる『禍話』ですが、かぁなっきさんは反響をどのように感じていらっしゃいますか?
かぁなっきさん:不透明な存在で居たいので、たまにエゴサーチして「禍話って洒落怖とどう違うの?」みたいな書き込みに出会うとニヤニヤします。
――大家さんにお伺いします。SNS発の人気怪談ラジオ『禍話』をコミカライズすることが決まったとき、どのようなお気持ちでしたか?
大家さん:いち視聴者としていつも『禍話』を聞いていたので、とてもびっくりしました。
アンソロジー形式のコミカライズだと思ったら大家単独でお願いしたいとのことだったので、嬉しい気持ちと同時に「本当に私で大丈夫か!?」と不安な気持ちでいっぱいでした(笑)
――本作を描くときにこだわったこと、「ここを見てほしい」というポイントがあれば理由と共にお教えください。
大家さん:生活の地続きに怪異が突然現れるのが『禍話』で語られるお話の魅力の一つだと思うので、登場人物の何気ない日常をなるべく丁寧に描くことを心掛けました。
――最後に作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
かぁなっきさん:大家さんによって元の話より更に身近に、更に濃度を増した怪異を味わって頂ければと思います。
大家さん:『禍話』を聞いていて元のお話を知っている方も、漫画から初めて禍話に触れる方も、読んで少しでも不穏な気持ちになっていただけたら嬉しいです。

