【万バズ続出】「たまごっち」30周年を前に第4次ブーム到来!なぜ今グッズが爆売れ?人気の理由をバンダイ担当者に聞いた

【万バズ続出】「たまごっち」30周年を前に第4次ブーム到来!なぜ今グッズが爆売れ?人気の理由をバンダイ担当者に聞いた

たまごっち関連商品

【万バズ続出】「たまごっち」30周年を前に第4次ブーム到来!なぜ今グッズが爆売れ?人気の理由をバンダイ担当者に聞いたの画像一覧

来年30周年を迎える「たまごっち」の勢いが止まりません。新作グッズは発売と同時に売り切れが続出し、SNSでは「万バズ」が当たり前の状況です。発売当初は単なる玩具の一つに過ぎなかった「たまごっち」が今、なぜ30年近く経っても人気を保ち続けるのか。その謎を解き明かすため、バンダイの担当者に直撃しました。圧倒的な人気の裏側にある、「可愛いだけじゃない」「生活により近い」体験設計を深掘りします。

販売開始数日で爆発的に売れるものも多い「たまごっちグッズ」

株式会社バンダイ メディア部プロデュース第三チーム 佐藤公彦さん

株式会社バンダイ メディア部プロデュース第三チーム 佐藤公彦さん

近年目立つのは、たまごっちグッズの人気の高さです。新しいグッズ情報はすぐにSNSで拡散され、「絶対にほしい!」「可愛すぎる!」と多くのコメントが溢れかえります。

「たまごっち公式SNSでもすべての商品について情報発信していますが、多くの情報が万バズ(SNS上の“いいね”やリツイートが1万以上になること)を超えてくる状況です。できる限り多くのファンの方々にきちんとお届けできるように数量設計を行っているのですが、ファンコミュニティーが加速度的に大きくなっており、人気の商品は消化スピードがとても速い状況になっています」(佐藤さん)

「ドットフィギュアチャーム」

ドットで描かれたキャラクターを立体的に再現した「ドットフィギュアチャーム」

1996年の発売当初に遊んでいた40代~Z世代までを夢中にする4度目のブーム

たまごっち本体が初めて登場したのは1996年。当時は、渋谷や原宿の女子高生から火がつきました。その後、2004年に赤外線通信機能を搭載した「かえってきた!たまごっちプラス」の販売開始とともに第二次ブームに。さらにテレビ東京でアニメ放映を開始した2009年頃からはそれぞれのたまごっちが子どもたちから支持されるようになりました。当時人気だった「もりりっち」が提案する、「たまもり」という楽しみ方に子どもたちは夢中になったのです。

「たまもりシール」©BANDAI

2010年代には「たまもりシール」が大ブームに ©BANDAI

「たまもりシール」©BANDAI

色鮮やかなたまもりシールを重ねる「たまもり」が小学生から支持されていました ©BANDAI

そして現在は10代~40代の幅広い世代により、第4次ブームともいえる過去最大級の盛り上がりを見せています。1996年の発売当初にたまごっちで遊んでいた層が親になり、子どもに安心して買ってあげられるおもちゃとして体験を共有しているほか、自由に使えるお金が出てきた30~40代が自分のために購入をしている様子。さらに“平成レトロ”“Y2K”などの追い風もあり10~20代のZ世代もグッズを購入するなど、幅広い世代がたまごっちグッズを集めています。

たまごっち関連商品

大人が日常使いできるグッズが数多く登場している

配信元: MonoMaxWEB