時間をかけて作ったセーターが縮んでしまい、復活させる方法を試してみた動画がYouTubeに投稿され、その驚きの結果に「やってみよう!」「すごい!」と注目が集まっています。
動画が公開されたのは、編み物について発信している「お手紙ヤギ」さんのYouTubeチャンネル(@otegamiyagi)です。以前の動画では、6月中旬に糸紡ぎ作業からとりかかり、手編みで仕上げたセーターの3カ月半におよぶ制作過程を公開していました(前編・後編)。ちなみに編んでいるのは、ニットウェアデザイナー・Midori Hiroseさんがパターンを配信している「パウルクレーセーター」です。
しかし、いつも行っている最後の洗う工程(水通し)で、一部にフェルト用羊毛を使っているせいか、セーターが4センチほど縮んでしまい、意図しない“クロップド丈”になる結果にショックを受けていたお手紙ヤギさん。すると、視聴者からのコメントで、縮んだセーターをよみがえらせる方法があることを教えてもらい、とりあえず試してみることにしました。
ビフォーの状態の寸法は、着丈が51.5センチ、身幅が50.5センチ、袖の長さが41.5センチ。袖の長さは今のままでちょうどいいため、着丈と身幅の変化をメインにみていきます。
なお、お手紙ヤギさんが参考にしたのは、視聴者から紹介してもらった動画で、クリーニング屋を営むしゅんぺいさんが洗濯に関する情報を発信しているYouTubeチャンネル「洗濯のお兄さん / しゅんぺい」の「【必見】縮んだウールのセーターを元通りに復活させる方法を実践!」とのこと。
まずはセーターが入るサイズの容器を用意して、ぬるま湯を溜めておきます。次にヘアコンディショナー(※)をカップに入れたら、そこに少しの柔軟剤と水を加えてよく混ぜてから溜めたぬるま湯に入れ、そこに30分ほどセーターを漬け込みます。
※「洗濯のお兄さん / しゅんぺい」さんの動画では、「ヘアトリートメント」を使っています。成分表示に「ジメチコン」や「アモジメチコン」と書かれているものを選ぶといいとのこと
タイマーが鳴ったら、洗濯機で1分程度の短い脱水をかけます。ここまでの工程でセーターの繊維がゆるんで伸びやすくなるそうで、ここから伸ばす作業です。
動画では、複数のタオルを用意し、乾かないうちにセーターの中にギュウギュウに詰め込むことで全体的に広げています。手で強く伸ばしすぎると型崩れするおそれがあるので注意しましょう。
そして仕上げに、スチームアイロンをセーターの表面に当てて縮みを伸ばしていったら、平干しで乾かして終了です。
お手紙ヤギさんによると、コンディショナーを混ぜたぬるま湯に漬け込んだあとにすすがずに脱水しているため、この時点では表面にヌメりを感じるとのこと。そんな気になるところも含めて、乾燥後にどうなっているのか……?
2日ほど平干しして、ハンガーにかけて乾かしたあとに寸法を測ってみたところ、着丈が53センチで1.5センチ伸び、身幅が51センチで0.5センチ伸びるという結果に(!)。袖の長さだけ41センチで0.5センチ縮みましたが、着てみた感じはちょうど良いままでした。
また寸法だけだと微妙な変化でしたが、着てみて比較すると、「結構変化している!」とお手紙ヤギさんも驚いた様子。1番気になっていた着丈が「伸びてくれたのはうれしい」と話し、無事に成功と言える結果になりました。伸ばし方を工夫すればもっと伸びたかも? とのこと。
他にも肩周りにゆとりができている感じがあり、着心地もある程度よくなったようでした。また、乾く前のヌメりは消えてサラサラになっており、ヘアコンディショナーの香りだけ残っていたそうです。
こちらの動画には、「気になってました️! 成功?! おめでとうございます」「着画を拝見したところ、ヨークのゆとりが大分出てましたね。良かった良かった」「少しでも長くなって良かったですね」「私も縮んでしまったらやってみよう!」などの声が寄せられています。
詳しいやり方や使うアイテムについては、今回お手紙ヤギさんが参考にしたしゅんぺいさんの動画を見てみるといいでしょう。ちなみにこのセーターの“縮み直し”はたびたびネットでも話題になっている方法で、アパレルブランド・FABRIC TOKYOのメディア「ANSWER」の記事などでも紹介されています。
お手紙ヤギさんはYouTubeチャンネル「お手紙ヤギ」の他、Instagramアカウント(@yagieatletters)でも作品や編み物の情報を発信しています。
動画提供:YouTubeチャンネル「お手紙ヤギ」

