大腸がんを発症するとお腹のどこに張りを感じる?
お腹の右側に張りを感じる場合
右側に大腸がんがある場合には、大きくなるまで症状が出ない事が多いです。これは、右側の盲腸、上行結腸、横行結腸では便が柔らかく形になっていないことが多く、通過障害が起こりにくいためです。このため、大腸がんが大きくなりしこりとして触れたり、貧血が進行したりすることで見つかることも多いです。次第に大きくなり通過障害が出ると、腹痛やおなかの張りを感じることもあります。
お腹の左側に張りを感じる場合
左側に大腸がんがある場合には、便通異常が起こりやすいです。血便や便秘・下痢、便が細くなるなどの症状で気づかれることもあります。便が詰まり便秘となると、腹痛やおなかの張りを感じる様になります。
お腹全体に張りを感じる場合
大腸がんの腹膜播種がみられ、腹水が溜まる場合には、おなか全体が張りやすいです。腸管の運動が悪くなり、腹痛、吐き気や嘔吐の症状が伴うこともあります。しかし、腹膜播種でも症状がないこともあり、症状のみから診断はできません。おなかの張りを感じた場合には、消化器内科を受診して相談しましょう。
「大腸がんとお腹の張り」についてよくある質問
ここまで大腸がんとお腹の張りの関係性などを紹介しました。ここでは「大腸がんとお腹の張り」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします
大腸がんを発症するとお腹が張る原因について教えてください。
和田 蔵人 医師
大腸がんを発症することで、便の通りが悪くなり、便のつまりから腹痛やおなかの張りを感じる方もいます。また、大腸がんが進行し、腹膜播種という腹腔内にがんが散らばった状態となると、腹水が生じておなかが張ることもあります。しかし、おなかが張る原因は大腸がんだけではありません。おなかが張るようになったら自己判断せず、まず消化器内科を受診して相談しましょう。

