夫の不倫継続を義母に話すことにしたりさ。義母が復讐劇の「証人」として加わることになり、りさの孤独な戦いに、血縁を超えた、そして最も強力で意外な救いの手が差し伸べられる。
地獄のディナーのために
夫の不倫に気づいてから、継続の証拠を取ることに奔走した2か月間。涙一つこぼさず、証拠集めと弁護士との打ち合わせに費やした。この怒りのエネルギーを、彼らを絶望の底に突き落とすための原動力に変えることに成功した。
地獄に落とすなら、できるだけ派手に、そして二度と立ち直れないように。これが私の決意だった。
そしてついにその日を間近に控えた日、私に対して義母から着信があった。
突然の義母からの連絡
「りさちゃん、今、大丈夫かしら?サトルが最近全然連絡をよこさないのよ。あの子、忙しいのかしらね?」
義母は、私が知る限り、この世で一番と言ってもいいくらい優しくて常識的な人だった。2か月前の不倫発覚時も、義母には真実を伝えた。義母は夫を叱責し、私にも誠心誠意お詫びしてくれた。義母が悪いわけではないのに。
私は義母には、真実を言おうと考えた。
「忙しいみたいですけど…。実はまだあの女性と続いていて、しょっちゅう泊まりで帰ってこないんですよ」
義母は電話口でも伝わるほど、息遣いからショックが伝わってきた。
「なんで…サトルはまだあの子と会っていたのね!?本当に、最低な息子だわ」
義母の声は震えていたけれど、その後に続く言葉は、私の心を深く救い上げるものだった。

