息子が5歳のころ、スーパーのレジに並んでいたときのことです。私たちの前には数人の列があり、息子も「順番だよね」と楽しそうに待っていました。
スーパーのレジで割り込み!?すると息子が!
ところが突然、後ろから来た中年女性が、何事もなかったように私たちを押しのけて前へ。私は一瞬「え?」と固まりましたが、すぐに「大人なんですから順番は守ってください」とはっきり伝えました。するとその中年女性が舌打ちをしこちらを睨みつけました。すると息子が笑顔で「〇〇くんだって滑り台で割り込まないよ! ルールはみんな同じだよ」と大きめの声で言ったのです。
周囲の人もチラチラ見ていて、中年女性はバツが悪そうに黙り込みました。大人しそうに見える私だからこそ舐められたのかもしれませんが、“おかしいことはおかしい”と堂々と示せた瞬間でした。
◇ ◇ ◇
息子は特に驚いた様子もなく、「僕より小さい2歳の子だって順番守ってたよ」と当たり前のように受け止めていました。その姿を見て、子どもには余計な理屈よりも日常の小さなやり取りが大切な教育になると実感しました。特別なことではなく、ただ“順番を守る”という普通のことを続けて伝えていきたいと思います。
著者:鈴木あかり/30代女性・会社員/2歳、9歳の2人の子どものママ。マイホームを建てたばかりで家族4人でお出かけが趣味。
イラスト:ちゃこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年10月)

