【まさかのツナ缶で災害対策】衝撃画像!「ツナの油でランプ」灯してみた!2時間は持つって本当なの!?

【まさかのツナ缶で災害対策】衝撃画像!「ツナの油でランプ」灯してみた!2時間は持つって本当なの!?

災害時などの緊急事態を生き抜く知恵は、いくつあってもいいですよね。そこで本日は、警視庁警備部災害対策課の公式X(旧Twitter)で見つけた「ツナ缶ランプ」を試してみることに。食べる前のツナ缶に”芯”を差し込んで火をつけ、ツナ缶の油を利用してランプにするそうです。使用後は中身を食べればOK。ツナ缶が非常用ランプ&非常食となり、一石二鳥というわけ!ただ、ツナ缶は水煮ではなく油漬け限定です。

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警視庁警備部災害対策課の防災ライフハック

「ツナ缶ランプ」を紹介している、警視庁警備部災害対策課のポストはこちら。



ポストには、「ナイスアイディア!」「そんなこと出来るのか…」「これは面白い」「災害時に役立ちますね」「こんな利用方法があったとは……目から鱗ですわ」「オイルサーデン缶も使えそう」といったコメントが届いていました。

コメントにあるように、ツナ缶以外にもオイルサーディンなど、油漬けタイプの缶詰ならランプに出来そうですよね。

では、「ツナ缶ランプ」を試してみましょう。

「ツナ缶(油漬け)」をランプにしてみた!

「ツナ缶ランプ」の作り方は以下の通り。

【ツナ缶ランプの作り方】
1.ツナ缶に穴を開けます。

2.1に芯を差し込んでツナ缶ランプの完成。芯には、綿のひもや、コーヒーフィルターをこよりにして使うといいそうです。

そして、芯に火をつければ、なんと2時間くらい持つとのこと。

…って、けっこう大まかな説明(笑)。

何を使って、缶に穴を開けたらいいの?芯は、どれくらいの長さが必要なの?と、不明な点もありますが…。ここらへんは自己流でやってみます。

今回、用意したのはこちら。

材料

ツナ缶(油漬け)…1個(70g)
缶切り…1個
調理用の糸(綿)…適量

ちなみにツナ缶は、イオントップバリュ「ライトフレークかつお油漬」(70g)を使用。

ツナ缶

芯には、焼き豚などに使う調理用の糸を使うことにします。こよりにしなくていいので、楽チン。

1. 缶切りの尖ったところを使って、ツナ缶に調理糸が入るくらいの穴を開けます。

ツナ缶

グリグリと缶切りを缶に押し込むと、1mmくらいの小さな穴は開いたものの、わたしの力ではなかなか穴が広がらず。

ツナ缶

どうしよう…。

あっ、そうだ!

ワインオープナーを使ってみよう。

ワインオープナー

100均で買って、1回くらいしか使ったことがないワインオープナーに、こんな出番が来るとは(笑)。缶切りといい、ワインオープナーといい、普段使わない道具も非常時には役に立つ可能性があるので、捨てない方がよさそうです。

ワインオープナーを穴に入れて、グリグリすると、けっこう簡単に穴が広がりました。

ツナ缶

5mmくらいの穴になったので、これなら、調理糸も入るはず。

ツナ缶

2. 1の穴に爪楊枝を使って、調理糸をグイグイ入れていきます。調理糸は30cmくらいにしました。長すぎるかもしれないけど。

糸

調理糸30cmをツナ缶に入れてしっかり油を吸い込ませたら、先端を1cmほど出します。

ツナ缶

これでツナ缶ランプが、とりあえず完成。穴を開けるのにちょっと手間取りましたが、5分くらいで完成しました。

では、ライターで火をつけてみましょう。

ツナ缶

わっ!ついた!!!

ツナ缶

調理糸がツナ缶の油をしっかり吸い込んでいるからか、すぐつきました。

炎の大きさは3~4cmくらい。ろうそくと同じくらいの明るさです。

…と思った矢先、30秒くらい経つと炎の大きさは2cmくらいに小さくなりました。

かすかな灯(笑)。

ツナ缶

炎からツナ缶の魚介系の香りがするのかと思いましたが、ぜんぜん香りはありません。

30分経っても、炎の大きさは2cmくらいのまま燃え続けています。

ランプ

いったん消して、真っ暗になった夜、使うことに。

今、ちょうど夜の7時。

再び、ツナ缶ランプにライターで点火。すぐ、つきました。

ツナ缶

炎の大きさは、先ほどと同じ2cmくらい。

ツナ缶

ツナ缶ランプの灯で新聞を読んでみると・・・。

ツナ缶

おっ、一応、読めます。

実際は、画像よりもう少し明るくて、照らす範囲も広く、新聞の3段分くらいは読めます。ただ、この明るさで新聞を読み続けたら、目は悪くなりそうですけどね(笑)。

ツナ缶ランプのやさしい灯を1時間ほど楽しんで、今日は終了。

ツナ缶

翌日、またつけることに。



さて、翌日。

ライターで火をつけるのはこれで3回目ですが、問題なく点火。ツナ缶ランプは一気に使わなくても、つけたり、消したり出来るようです。

ちなみに、今は昼間ですが、炎が見えやすいように遮光カーテンをして撮影しました。

ツナ缶

そして、炎に変化が現れたのは3時間後。

2cmほどの炎をキープしたまま3時間ほど燃え続けると、チリチリと音を立て、1cmほどの小さい炎になりました。

ツナ缶

小さすぎて、あたりを照らすランプの役目を果たせないと判断し、炎が消えたわけではありませんが、とりあえずこれで実験終了とします。

ツナ缶

缶を触ってみるとほんのり温かくなっていました。

それにしても、きのう1時間半、今日3時間、トータルで4時間半も使えるなんて、すごっ。

芯にした調理糸を缶から出してみるとこんな感じ。

芯

先が焦げただけで、長さは変わっていません。もっと短くてもよかったみたいです。

そして、ツナ缶の中身はこんな感じ。

ツナ缶

ランプにしていないツナ缶と比べると・・・。

ツナ缶
左:「ツナ缶ランプ」にしたツナ。右:普通のツナ。

色がぜんぜん違ーーーう。

加熱されたのか、ツナ缶ランプに使った方は、ちょっと茶色くなっています。

油の量は、普通のツナはたっぷりですが、

ツナ缶
右が普通のツナ。

ツナ缶ランプに使った方は、表面の油が減っています。

ツナ缶
「ツナ缶ランプ」にしたツナの様子。

ですが、油は半分くらい残っているので、芯をツナ缶の底の方に入れれば、まだ、使えそうな気もします。

また、ツナ缶ランプに使ったツナは、変色しているものの、食べてみると、香りや味はいつものツナと特に変わりはありませんでした。ちょっと硬いかなという感じはするけど。

ツナ缶

…ということで、警視庁警備部災害対策課の公式X(旧Twitter)で紹介していた「ツナ缶ランプ」は、ものすごく明るいわけではないものの、災害時や停電時の不安な暗闇を、やさしく照らしてくれるランプでした。

今回は、70gのツナ缶(油漬け)で、2cmほどの炎が4時間半ほどキープ出来ました。いざというときに備えて、一度試してみてはいかがでしょう。
配信元: あたらしい日日

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