
妻夫木聡が主演を務める日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系)の第5話が11月9日(日)に放送される。同作は、競馬の世界を舞台に、ひたすら夢を追い続けた熱き大人たちが家族や仲間との絆で奇跡を起こしていく、人間と競走馬の20年にわたる壮大な物語。このたび、第1話からのナレーションも担当しているSnow Man・目黒蓮よりインタビューコメントが到着した。
キャスト発表時、目黒が演じる役柄は、“物語の鍵を握る重要な役どころ”という情報のみだった。そこから約2カ月、11月2日放送の第4話でようやくその正体の一端が解禁され、佐藤浩市演じる山王耕造の隠し子・中条耕一役であることが分かった。第5話では、その人物像により迫っていく。
■ふとしたしぐさからくみ取る親子の共通項
――第4話放送まで役名すら伏せられていたため、どんな役柄でいつ登場するのか、ネットニュースやSNSなどでもさまざまな憶測が飛び交い話題となっていました。
皆さん考えてくださっているんだなと思いました(笑)。グループのメンバーもみんなで「この役なん
じゃないか?」とか「こういう人なんじゃないか」みたいな予想合戦をしてくれていましたが、役柄については事前にスタッフの方から「いっぱい走っておいてください」と言われていた話をヒントに、一貫して「僕は馬なんだ!」ということを言い続けて、なんとかその場を切り抜けていました(笑)。
――まだ多くを明かせない部分もあると思いますが、耕一を演じるにあたって意識していることを教えてください。
そうですね…ようやく出てきたなと思っても、まだ言えないことがたくさんあるので…(苦笑)。耕一を演じるにあたっては、父親である山王耕造のちょっとした座り方とか佇まいなんかも意識しています。
浩市さんが演じられている耕造をしっかり見て、全てではないですが「あ、親子なんだな」と分かるようなポイントをピックアップして、自分のお芝居の中に取り入れてみたり。
役柄が伏せられている状態で、耕一のビジュアルから皆さんがイメージするキャラクターの雰囲気と近いものもあれば、少しズレているところも演じる上では意識していて。
あまり一緒くたにならないようなキャラクターになったらいいなと思って、(演出の)塚原(あゆ子)さんといろいろ話し合いながら一緒にやらせていただいています。
――物語の途中から登場する役柄ならではの難しさなどはありますか?
皆さんクランクインされていて、チームとしての形が出来上がっている中、そこに途中から加わるという経験もあまりないので、そういったところでの緊張感はありました。でも、キャスト・スタッフの皆さんが本当に優しくて。
妻夫木さんと浩市さんのお二方は本番ギリギリまで話していても、すぐ役に切り替えてお芝居されているんですけど、浩市さんが「俺たちは本番ですぐ切り替えられるけど、もし蓮がそれでやりづらかったり、“なんかこの人たちずっと話しているな”とか思うようだったら、全然言ってね」と、優しく声をかけてくださって。
「全然そんなことないです!」みたいな話をしたんですけど、座長の妻夫木さんや浩市さんたちが中心になって、途中から入る僕でも入りやすい環境を作ってくださっているんだなと強く感じました。

■“ストーリーを組み立てる”ナレーションへのこだわり
――今作ではナレーションも担当されていますが、口調や声色など特に気を付けていたり、こだわっている部分などはありますか?
自分がナレーションをする意味、ということを考えてやっています。競馬の世界を皆さんに分かりやすく説明するということももちろん大切にしていますが、それだけではない、分かりやすいところだけではない、ということを意識しています。
――目黒さんらしさを出しつつ、ドラマを見ている皆さんにも分かりやすいナレーションにするといったニュアンスでしょうか?
それもありますが、そこにただ声を当てているだけではなくて、後々に明かされてくる別の意味もある、といったようなストーリーを自分の中で組み立てながらやっています。
――第3話まではナレーションのみでの出演でしたが、周囲からの反響はいかがでしたか?
グループのメンバーも深澤(辰哉)くんや阿部ちゃん(阿部亮平)がドラマを見てくれていて、1話の放送後すぐに連絡をくれて「役は判明しなかったけど、ナレーションの声すごく良かったよ」と言ってくれました。
あと、妻夫木さんが現場で褒めてくださったり、原作者の早見(和真)さんに「あのくだりの流れも良かったね」みたいなことを言っていただけたときは、すごくうれしく感じています。
■恩返しは「目黒でよかった」と思われるような芝居で
――今作は“継承”が一つのテーマとなっていますが、目黒さんが身を置く芸能の世界もさまざまな形で“継承”されていく部分もあるかと思います。これまでに“この人のこういう芸を習得したい”など、目黒さんが目標や指標とされた方はどなたかいらっしゃいますか?
まさに今この現場で、そのようなことを自分自身ものすごく感じているのかなと思います。この作品は人間の継承の物語でもありますけど、僕自身も現場で妻夫木さんや浩市さんのお芝居を見て、一緒に物作りをしていく中で、一つでも多くのものを拾っていって自分のものにして、“継承するんだ”という気持ちで取り組んでいるところなんです。
――今作で初共演となる妻夫木さんの印象や、実際に共演されて感じたことを教えてください。
妻夫木さんは優しさがにじみ出ているようなイメージの方で、やっぱり実際お会いさせていただいてからも「優しいなぁ」という(笑)。僕のクランクイン前から今でも頻繁に連絡をくださいますし、撮影の合間には「あ、ちょっとそこ立ってて、写真撮るから!」と、まるで妻夫木さん演じる栗須のような秘書的なテンションで僕の写真を撮ってくださったり(笑)。
お父さんのような、お兄さんのような、本当に優しくて愛がある方なので、「目黒でよかった」と思ってもらえるような良い芝居をして、いただいた愛を少しでも返したいなと思っています。
■いい意味での“混沌”が訪れる第5話
――目黒さんが思う作品の魅力を教えてください。
魅力はいっぱいあると思うんですけど、レースのシーンで気付いたら前のめりになって応援しているみたいな、ちょっと熱くなるものがあったり、そんなつもりなかったのに見ていたらちょっと涙が出てくるような、そんな魅力もある作品だと思っています。
――第5話の見どころについてお聞かせください。
第4話で耕造に隠し子がいることが分かったことを受けて、第5話では耕造の過去やその背景をさらに深掘りしていくお話になっています。また一つ「ザ・ロイヤルファミリー」という物語が、いい意味でちょっと混沌としてくるというか。早く続きが見たくなるような展開になっていると思います。

