「詐欺だ…」検索して落胆→リッチな主婦SNSは偽物と気づいた瞬間|SNSで投資詐欺に騙された話

「詐欺だ…」検索して落胆→リッチな主婦SNSは偽物と気づいた瞬間|SNSで投資詐欺に騙された話

覚悟を決めて夫に相談

相談 夫婦

その夜、私は涙が止まらなくなりました。家族の時間がもっといいものになれば、将来の不安を少しでもなくせれば、と思って信じたのに。信じたのは、キラキラした虚像だった。何日も、この事実を一人で抱え込みました。食欲もなく、頬はこけて、俊哉に「疲れてる?」と心配されるたびに、罪悪感で胸が張り裂けそうでした。

もう、無理でした。隠し通すことはできない。私は意を決し、俊哉が風呂から上がってくるのを待ちました。俊哉がリビングに戻ってきて、テレビを見始めた時、私は絞り出すような声で話しました。

「俊哉、私…、あなたに秘密で大変なことをしてしまったの…」

私がうつむいたまま、蚊の鳴くような声で、SNSでミオさんと出会った経緯、そして10万円を振り込んでしまったこと、連絡が取れなくなったこと、すべてを話しました。話している間、私はずっと俊哉が怒鳴りつけるのを覚悟していました。

「なんで勝手なことをしたんだ!」
「バカなことをするなよ」

と。しかし、俊哉は静かに、ただ静かに私の話を聞き終えると、そっと話し始めました。

「さつき。話してくれて、ありがとう。辛かったね、一人で抱えて」

俊哉は怒っていませんでした。その優しさが、逆に私の涙腺を崩壊させました。

「ごめん…なさい。ごめんなさい、私…」

「いいんだ。怒ってないよ」と俊哉は言いました。

「10万円は高い勉強代だったね。それより、さつきが何日も苦しんでいたことの方が、俺はよっぽどつらいよ」

俊哉の言葉は、私の心を救ってくれました。

あとがき:夫の言葉により立ち直る機会を得る

詐欺被害者は「自分が馬鹿だった」という自責の念から、家族に言えない二重の苦しみを抱えます。さつきは俊哉の怒りを覚悟しますが、彼の「怒ってないよ。辛かったね」という言葉は、何よりも彼女を救う特効薬となりました。

金銭的な被害よりも、家族の信頼を失うことのほうが恐ろしい。俊哉の無償の愛と理解が、さつきを絶望の淵から引き戻し、立ち直るための土台となります。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

記事作成: ゆずプー

(配信元: ママリ

配信元: ママリ

提供元

プロフィール画像

ママリ

ママリは、妊活・妊娠・出産・育児など、変化する家族のライフステージに寄り添う情報サイトです。