メディカルフィットネスは、医療的なサポートのもとで安心して運動ができる新しい形のフィットネスです。特に心臓に負担をかけずに生活習慣病を予防するための運動法は、近年注目されています。この記事では、メディカルフィットネスを活用した生活習慣病予防と心臓に優しい運動法について、「飯田医院」の飯田圭先生に解説していただきました。

監修医師:
飯田 圭(飯田医院)
日本大学医学部卒業。その後、国立循環器病研究センター心臓血管内科レジデントとして勤務、日本大学医学部内科学系循環器内科学分野准教授などを務める。2007年、埼玉県ふじみ野市に位置する「飯田医院」の副院長に就任。日本内科学会認定総合内科専門医、日本循環器学会専門医、日本心臓リハビリテーション学会指導士、日本医師会認定健康スポーツ医。
編集部
メディカルフィットネスとはなんですか?
飯田先生
医療の視点や医学的根拠を基にした運動プログラムやフィットネスです。医療機関が運営する施設や、治療や予防を目的に医療的サポートを取り入れたジムなど、一般的なスポーツジムとは異なる特徴を持つフィットネス施設そのものを指す場合もあります。生活習慣病の発症予防・進行予防などの観点から、メディカルフィットネスは最近広がりつつあります。また、似たような概念として「心臓リハビリテーション」という概念もあり、心臓病のある人には特におすすめです。
編集部
メディカルフィットネスでは、生活習慣病の発症予防・進行予防が期待できるのですね。
飯田先生
発症予防・進行予防だけでなく改善も期待できると言われています。メディカルフィットネスは、筋力や持久力を向上させるだけでなく、心臓病の症状の緩和や整形外科的疾患の改善や後遺症の予防にも役立ちます。持病を抱える人や、加齢による体力低下が気になる人、手術後の人なども、安心して運動を続けられる環境を提供するのがメディカルフィットネスなのです。
編集部
心臓病などがあっても大丈夫ですか?
飯田先生
心臓病のある人こそ、ぜひメディカルフィットネスを取り入れていただきたいです。「心臓病があるため運動することに抵抗がある」というのもわかりますが、心臓病のある人が適切な運動療法を取り入れることで、症状の改善や健康寿命の延長、さらには突然死のリスク低減に効果があることが多くの研究で示されています。心臓病のある人は、先述した心臓リハビリテーションという選択肢もあり、条件を満たせば保険適用で受けることができます。
編集部
メディカルフィットネスをする流れについて教えてください。
飯田先生
メディカルフィットネスに興味のある人は、近くの施設を訪れて直接相談してみましょう。また、通院中であれば主治医に相談してみたり、メディカルフィットネス施設を併設している、または提携している医療機関に問い合わせたりするのもおすすめです。
※この記事はMedical DOCにて<「生活習慣病」の予防を成功させるコツはご存じですか? 効果的な運動の取り入れ方を医師が解説!>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
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