1.不快な音を立てる
猫は耳が良い動物で、音に対して非常に敏感です。私たち人間には気にならないレベルの音さえビックリしてしまいます。
一般的に猫の苦手な音としては、掃除機やドライヤー、ドアの「バタン!」、インターフォン、鍵などの金属製品が落下する音、落雷、花火などが挙げられます。
人間の声に関しては、高音域の聞き取りが得意なため、女性の声は好みがちですが、反対に、男性の低い声を怖がる傾向があります。ちなみに、猫が男性の野太い声を嫌がるのは、野生時代における捕食動物の唸り声を連想するから、と言われています。
たとえば、大声などの不快な音を耳にした猫は、自分の身を守るため、すぐに逃げ出すか、安全な場所へと隠れてしまいます。鋭い聴覚をベースにした危機管理は、大昔から備わった猫の「処世術」です。
わざとでないにせよ、飼い主さんが愛猫の苦手な音を立て続けると、嫌われてしまう可能性があります。愛猫に落ち着いて過ごしてもらうには、静かな環境づくりが何よりも大切です。飼い主さんは日頃から物音への配慮を怠らないようにしましょう。
2.派手なふるまい
2つ目は、「派手なふるまい」です。
猫の身体は人間よりもはるかに小さく、たとえ小柄な飼い主さんであっても、猫の目には大男、大女に映ります。私たち人間でたとえれば、おそらく、ちっちゃい子供が間近でお相撲さんを見上げたときのインパクト以上です。
そんな巨漢たち(家族)が、たとえば、朝の忙しいときに、おうちのなかをバタバタ、ドタドタと慌ただしく動き回ったら、取り組み中のお相撲さんの足元に紛れ込んだようなもので、愛猫はまったく落ち着きません。
とりわけ、猫にとって恐怖なのは、急な動きです。バッと立ち上がる、藪から棒に接近する、突然、明日に向かって走りだすなど、飼い主さんが予測できない行動を取ると、愛猫は本能的に脅威を感じ、たちまち逃亡してしまいます。
ルーティンが信条の猫は、「こうなったら、次にこうなる」という予測できる状況、展開が好きです。飼い主さんは、立ち上がるにしても、意識的にゆっくりとした動作を心がけると、愛猫も安心してくつろげるようになります。

