3.執拗なまでに構う(もしくは、まったく構わない)
猫は個人主義者で、強制をとことん嫌い、自分のリズムに則って過ごすことを好みます。猫暮らしで鍵を握るのは、極端な話、飼い主さんが愛猫のペースに合わせられるかどうか、と言っても過言ではありません。
その前提を覆して、嫌がっているのに、飼い主さんの都合だけで、愛猫を無造作に触り、急所のお腹をわしゃわしゃ撫で、無理やり抱っこしては、モコモコの毛並みに顔を埋めてきたら―。
デリケートな猫ほど、以降、飼い主さんに寄りつかなくなるはずです。猫は、不快な記憶を引きずりやすい動物と言われています。
逆に、まったくの無視も困りものです。たとえば、甘えにきてくれた愛猫をスルーし続ければ、愛情不足に陥り、やがて心を閉ざしてしまうかもしれません。溜め込んだストレスは、過剰な毛づくろいや執拗なイタズラなどの問題行動にもつながります。
猫の場合、いったん壊れた信頼関係はすぐには修復できません。大事なのは、飼い主さんが、愛猫の嫌がることを一切やらない、と自分自身に約束することです。
具体的には、これまで説明してきたこととは正反対のこと、「大きな物音を立てない」、「穏やかに行動する」、「適度に構う」の3つを遵守し、実践してみてください。
あとは、愛猫が歩み寄ってくれるまで、時間をかけて、辛抱強く待つだけです。
まとめ
愛猫と信頼関係を育むにはそれなりの時間がかかりますが、崩壊は一瞬です。
今回は、愛猫にとって迷惑な飼い主さんのNG行動を3つ取り上げました。
「大きな物音を立てる」、「大げさに動く」、「かまい過ぎる(まったく構わない)」は、どれも愛猫のストレスになる状況です。愛猫の気持ちを無視して、同じ行動を繰り返していると、せっかく築き上げた信頼度が一気に急落してしまいます。
本文でも提示しましたが、信頼回復には、ほどよい距離感を保ちながら、もの静かに行動し、適度にかまってあげることが不可欠です。
愛猫が落ち着いてのびのびと暮らせるように、もし問題があるなら、飼い主さんは今一度、自らの行動を見つめ直してみてください。

