ちょっとした工夫5つで衝動買いを防ぐ
気づけば買い物カゴに入れていたり、ついポチッとしたりして、後悔……。そんな衝動買いは誰にでもあるものです。大切なのは無理に我慢するのではなく、ちょっとした工夫で上手に付き合うこと。衝動買いをゆるっと減らせる5つのコツを一緒にみていきましょう。
衝動買いは、意思の弱さではなく心のクセや環境が大きく影響しています。例えば、ストレスがたまったときや気分が落ち込んだとき、気分転換のために人は買い物をしやすくなります。これは新しいものを手に入れると、一時的にリフレッシュ効果が得られるためです。「これを買えば理想の自分に近づける」と思う気持ちや「今日は頑張ったからご褒美に」という正当化も、衝動買いの後押しになります。
そして、お店やネットの仕掛けも大きな要因です。レジ横のお菓子やディスプレー、タイムセールの表示、ワンクリック購入の手軽さ……。どれも私たちの心をくすぐり「今買わなきゃ」という気持ちを強めます。
衝動買いは誰にでもあるもの。大切なのは、自分がどんなときに衝動買いのスイッチが入りやすいかを知り、上手に付き合うことです。
衝動買いを減らすコツは我慢ではなく、無理なく続けられる仕組みを作ること。ちょっとした工夫で、自然と衝動買いが減っていくはずです
・買い物リストで予定外をカット
お店やネットで買い物をする前に、買う予定の物をスマホにメモしておきましょう。リストにないものは買わず「また今度」に。シンプルですが、これだけで余計な買い物が減ります。
・欲しい物を1日おく24時間ルール
「これ欲しい!」と思っても即決せず、最低でも1日(24時間)置いてから判断しましょう。熱が冷めて「やっぱりいらないかも」と思えることが意外と多いのです。
・財布の中身は必要最低限に
お金を持っていると、つい使いたくなるのが人間です。週ごとの予算を封筒で分けたり、1日の予算だけを財布に入れたりして、衝動買いをセーブしましょう。キャッシュレス派の人は、必要な額だけチャージできるプリペイド式カードの使用がおすすめです。
・セール通知・メルマガはオフ
セール開始の通知は、衝動買いのスイッチです。思い切ってオフにして、見ない=欲しくならない環境にしましょう。必要なときに自分から探しに行く方が、冷静に買い物をしやすくなります。
・カゴに入れる前に30秒考える
買い物かごに入れる前に、30秒だけ立ち止まって「本当に必要?」と自分に問い掛けてみましょう。一呼吸置くだけでも冷静さが戻り、衝動買いを防ぎやすくなります。
これらは節約のためのガマンではなく、自分のペースで買い物を楽しむための習慣づくりです。続けていけば衝動買いが減るだけでなく、本当に欲しいものを選んで買えるようになり、満足度も上がりますよ。
「つい買っちゃった……」と落ち込み過ぎる必要はありません。衝動買いは誰にでも起こり得ること。だからこそ、小さな工夫でゆるく減らすのがポイントです。
紹介した5つの方法を続ければ後悔が減って、買い物をもっと前向きに楽しめるようになるでしょう。
(奏かえで)

