ビールだけじゃない? 「尿酸値」が急上昇する危険な食べ物とは

ビールだけじゃない? 「尿酸値」が急上昇する危険な食べ物とは

尿酸値が気になる方にとって、毎日の食事は健康管理の要です。プリン体の過剰摂取を避けつつ、体内で尿酸がスムーズに排出される環境を整えることが重要となります。野菜や海藻などアルカリ性食品を中心としたバランスの良い食生活は、自然な形で尿酸値の改善を促します。本章では、尿酸値をコントロールするための食事の基本的な考え方について詳しく解説します。

浅川 貴介

監修医師:
浅川 貴介(医師)

【経歴】
2004年私立海城高等学校卒業
2010年私立東邦大学医学部卒業医師免許取得
2012年公益財団法人日産厚生会玉川病院
2016年東邦大学医療センター大橋病院腎臓内科
2018年医療社団法人七福会ホリィマームクリニック
2022年浅川クリニック
【免許・資格】
・医学博士
・日本内科学会総合内科専門医
・日本腎臓学会腎臓専門医
・日本透析医学会透析専門医
・労働衛生コンサルタント(保健衛生)
・東京都福祉局認定難病指定医

尿酸値を下げる食べ物の基本的な考え方

尿酸値を適正に保つためには、食事の内容を見直すことが重要です。尿酸は体内でプリン体が分解される過程で生成されるため、プリン体の摂取量を抑えることが基本となります。同時に、尿をアルカリ性に傾ける食品を積極的に取り入れることで、尿酸の排出を促進できます。

プリン体の少ない食材を中心に選ぶ

プリン体含有量が少ない食材を日常的に取り入れることは、尿酸値管理の基礎となります。野菜類の多くはプリン体が少なく、食物繊維やビタミンも豊富に含まれています。キャベツ、レタス、トマト、きゅうり、なすなどの野菜は安心して食べることができます。果物についても、りんご、バナナ、メロン、グレープフルーツなどは比較的プリン体が少なく、ビタミンCや食物繊維を補給できる優れた食材です。穀物では白米やうどん、パンといった主食もプリン体含有量は多くありません。卵や乳製品も同様にプリン体が少なく、タンパク質を補うために活用できます。ただし、バランスよく栄養素を摂取することが大切ですので、特定の食材に偏らないよう注意が必要です。

アルカリ性食品で尿酸の排出を促進する

尿酸は酸性の環境では溶けにくく、アルカリ性の環境では溶けやすい性質を持っています。そのため、体内の尿をアルカリ性に傾ける食品を積極的に摂取することで、尿酸の排出を促すことができます。代表的なアルカリ性食品には、海藻類、きのこ類、大豆製品、緑黄色野菜などがあります。わかめやひじき、昆布といった海藻類はミネラルも豊富で、日常的に取り入れやすい食材です。しいたけやしめじ、えのきなどのきのこ類も低カロリーでアルカリ性を示します。豆腐や納豆といった大豆製品は、タンパク質を補いながら尿のpHを調整する役割を果たします。ほうれん草、小松菜、ブロッコリーなどの緑黄色野菜も同様の効果が期待できます。これらの食品を意識的に献立に組み込むことで、尿酸の排出を効率よく進めることができます。

まとめ

尿酸値の管理は、食事の見直しと生活習慣の改善を基本とし、必要に応じて医療機関のサポートを受けることで、効果的に行うことができます。プリン体の多い食品を控え、水分を十分に摂取し、適正体重を維持することが重要です。痛風や合併症のリスクを減らすためには、定期的な検査で尿酸値をチェックし、早期に対処することが大切です。自分の健康状態を把握し、専門家と相談しながら、長期的に取り組んでいきましょう。

参考文献

日本痛風・尿酸核酸学会「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン」

公益財団法人 痛風・尿酸財団

配信元: Medical DOC

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