「蓄膿症を放置する」とどんな「リスク」が発生するかご存じですか?医師が解説!

「蓄膿症を放置する」とどんな「リスク」が発生するかご存じですか?医師が解説!

蓄膿症は、鼻の穴から繋がる副鼻腔に炎症ができる病気です。鼻の病気としてよく聞く病気ですが、実際にどんな病気なのかご存知の方は少ないかもしれません。

実は、蓄膿症には慢性副鼻腔炎という正式な病名があります。これは耳鼻咽喉科で治療する必要がある病気です。

では蓄膿症とはどんな病気なのでしょうか?治療の際に気をつけるポイントや予防についてもご紹介します。

※この記事はメディカルドックにて『「蓄膿症」の初期症状・原因はご存知ですか?医師が監修!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

郷 正憲

監修医師:
郷 正憲(徳島赤十字病院)

徳島赤十字病院勤務。著書は「看護師と研修医のための全身管理の本」。日本麻酔科学会専門医、日本救急医学会ICLSコースディレクター、JB-POT。

蓄膿症を治療する時のポイント

体調不良の女性

口臭がひどくなるのは本当ですか?

全ての蓄膿症で口臭がひどくなるというわけではありません。しかし、副鼻腔にたまった膿は異臭を放つことが多いです。その匂いが口内まで回り、結果として口臭がひどくなってしまうことはあります。

放置していたらどうなりますか?

通常、急性副鼻腔炎は風邪が治ると自然と症状も治まることが多いです。しかし、慢性化しているのに放置してしまうと、鼻に炎症や膿が残り続けることになります。
そのため、鼻の環境が悪化し続け、匂いや痛みがひどくなる場合があります。最悪の場合重症化やがん化のリスクがあるため、できる限り治療を受けるようにしましょう。

自宅で出来る対策はありますか?

蓄膿症の根本的な原因は、細菌感染であることが多いです。そのため、まずは風邪にかからないようにすることが重要です。
また、もし風邪にかかってしまったら無理をせず休養しましょう。風邪を長引かせずしっかり治すことで、急性副鼻腔炎のリスクを下げる可能性が高いです。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

蓄膿症は、風邪などが原因で起こる急性副鼻腔炎が慢性化することで起こります。そのため、日頃から風邪を引かないことが大事です。もし風邪を引いてしまったら、しっかりと治すようにしましょう。風邪が長引くと、急性副鼻腔炎のリスクを高めてしまう可能性があります。
また、副鼻腔炎だと思ったら耳鼻咽喉科を受診しましょう。副鼻腔を洗浄してもらえば、悪化を防ぐことも可能です。大事なのは慢性化させないことなので、症状が出たら対策するように心がけましょう。

編集部まとめ

鼻を気にする女性
蓄膿症は副鼻腔炎が慢性化することで移行する鼻の病気です。鼻詰まりが慢性化すると頭がぼーっとしたり、日常生活にも支障が出たりするようになります。

主な症状は鼻水や鼻詰まりといった鼻風邪のような症状です。しかし、熱が出ないからといって放置すると、重症化のリスクがある病気です。

黄色い鼻水が出たり、喉に鼻水が落ちたりといった症状がある場合は、迷わず耳鼻咽喉科へかかるようにしましょう。

また、子どもの場合でも集中力が落ちたり、夜眠りにくくなったりといった影響があります。できる限り早めに治療を開始できるようにしましょう。

配信元: Medical DOC

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