「顔からだけ汗が止まらない」
「せっかくメイクしてもすぐ崩れる」
そんなお悩みを、私はメイクの現場でたくさん耳にしてきました。
汗でファンデがヨレて毛穴が浮くと、一気に老け見え……。大事なシーンで「どうにかして!」と駆け込まれる方も多いんです。顔汗が止まらない人の望診的背景
東洋医学における「四診」の一つで、視覚で患者を観察して心身の状態を診断する「望診」で見ると、顔汗は体のバランスの乱れを示すサインだといわれています。・額の汗→胃腸の疲れ(冷たい飲み物や食べすぎが原因)
・鼻の周りの汗→肺や呼吸の弱り(呼吸が浅い、ストレス過多)
・頬やこめかみの汗→自律神経の乱れ(更年期、寝不足、心の疲れ)
つまり、顔汗はただの“暑さ”ではなく、体からのSOSなんです。
その場でできるレスキューケア
根本改善には、食事・呼吸・睡眠を整えることが大切。でも「メイク前に今すぐどうにかしたい!」というのが本音ですよね。そこで望診的にできるワンポイントケアを紹介します。
・胃腸の疲れ→朝は白湯を飲んで内臓を温める
・肺や呼吸の弱り→深呼吸をして体を落ち着ける
・自律神経の乱れ→フェイスマッサージで血流を整える
ここにひと工夫加えて、肌の温度を下げてからメイクすると、顔に汗をかきにくくなりメイクの持ちが格段に変わります。
