コメントから見えてきた「怒りの本質」とは
SNSのコメント分析の結果、国民の本当の怒りは「立憲民主党という政党そのもの」ではなく、「今のやり方」へのNOであることが分かります。特に「ヤジで茶化すな」(72%)、「政策で戦え」(67%)といった、論戦の質と品位を求める声が圧倒的です。
「立憲民主党不要論」は、「政党へのNO」ではなく「やり方へのNO」なのでしょう。
民主主義にとって野党は必要不可欠。しかし、今はSNS時代。高市内閣の高支持率で国民の関心も最高潮のなか、国民は国会中継をリアルタイムで見て、その場で評価を下します。これまで政治に興味がなかった、国会を見てきてなかった層や若い世代が、高市政権になり今の政局を見守っている状況です。「ほら、政治も知らないくせに」「これまで政治の世界はこうだったから、自民党だって昔は……」「野党だから与党への頭ごなしの批判が許される」という姿勢が今後は通用しないことを、今回の炎上は物語っています。
国民が期待する立憲民主党のあるべき姿は、「この人たちなら任せられる」と思える、政策主導型の「野党」なのでしょう。新しい層からも認められる「必要不可欠な野党」に生まれ変わるのか、「本当に不要」の烙印を押されてしまうのか――。選択は、立憲民主党の手の中にあるといえます。
(LASISA編集部)

