猫の能力が優れているところ
猫は長い間、単独で生活してきたことが、現在の優れた能力につながっています。そのひとつが、自分で考え、判断し、行動するという独立した問題解決能力です。
猫は複雑な仮説を立てることは得意ではありません。1〜2工程ほどの短い流れであれば理解できますが、目の前の出来事を経験として学び取り、解決する力の方が優れています。たとえば、食事の時間を覚えて催促したり、飼い主の動きを観察してドアの開け方を真似したりする行動がその例です。
もうひとつが、周囲の状況や相手の反応を敏感に察知して行動する安全性を見極める能力です。猫は安全な場所や心地よい環境、嫌な音などを正確に記憶し、危険の少ない快適な居場所を見つけます。さらに、人間の声のトーンや表情から感情を読み取り、相手の状態に合わせて行動を変える柔軟さも備えています。
こうした感覚的で繊細な知性は、単独で生きてきた猫が環境に適応しながら培ってきた生存の知恵といえるでしょう。
まとめ
猫の知能は、理屈で考えるよりも直感で動くのが得意です。そのため、あれこれ教えるよりも、猫が自分で考えて行動できるように見守ることが大切です。
もし、愛猫の持つ能力を発揮させてあげたい、伸ばしてあげたいと感じるなら、ふだんの遊びを通して脳を刺激することが効果的です。ただ遊ぶだけでなく考えたり工夫したりする要素がある知育玩具などを使い、考えながら遊ばせるようにしましょう。
ただし、同じ遊びを繰り返したり、おもちゃをそのままにしておくと、すぐに慣れて飽きてしまいます。クリアできるとわかれば刺激も薄れるため、遊びの後は片づける、少しずつ変化を加えるといった工夫で刺激を保つことが大切です。

