カリウムを下げる食べ物とは?Medical DOC監修医がカリウムを下げる食べ物などを解説します。
※この記事はMedical DOCにて『「カリウムを下げる食べ物」はご存知ですか?カリウム値が高くなると現れる症状も解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修管理栄養士:
武井 香七(管理栄養士)
保有免許・資格
管理栄養士資格
「カリウム」とは?

カリウムとは、体内の水分調節に重要な役割を担うミネラルの一種です。
体内に摂り込まれたカリウムのほとんどが細胞内に存在し、ナトリウムとの相互作用によって浸透圧を調節しています。
また、ナトリウムの再吸収を抑制し、尿として体外に排泄することで血圧をコントロールしています。
カリウム値は高くても低くても身体に悪い影響を与えますが、特に注意が必要なのが高カリウム血症です。
進行すると脱力感や呼吸困難感、不整脈などを引き起こし、重症例では命に関わるため早急に治療が必要です。
カリウムを下げる・少ない食べ物

血中のカリウム値を下げるためには、カリウムの摂取量を減らすことが重要です。カリウム含有量の少ない食品をご紹介しますので、カリウム値が高い方はぜひ参考にしてください。
ごはん
一食分の目安量で精白米(150g)と食パン(60g)のカリウム含有量を比較すると、精白米は44mg、食パンは52mgです。腎機能の低下などでカリウム制限が必要な方は、和食をメインにするとカリウム摂取量を抑えることができるでしょう。しかし、洋食やパンを食べていけないわけではありません。一日のなかでカリウムの摂取量を調節し、バランス良く栄養を摂ることが大切です。
うどん
茹でたうどん200gに含まれるカリウムの量は18mgです。同じ量の200gの蕎麦にはカリウムが68mg含まれるため、麺類を主食にする場合はうどんを選ぶとよいでしょう。カリウムは水に溶けやすい性質があるため、茹でることで食品に含まれるカリウムを減らすことができます。麺類の場合は、茹でた後に流水で洗うことで、さらにカリウムを減らすことができるでしょう。
豚バラ肉
赤身肉や赤身魚にはカリウムが多く含まれています。脂身の少ない鶏ささみ100gには420mgのカリウムが含まれていますが、脂身の多い豚バラ肉100gのカリウム含有量は220mgです。カリウムの摂取量を減らす方法として、茹で汁を使わないしゃぶしゃぶや茹で鶏などの料理がおすすめです。脂身の多い肉を食べすぎると脂質異常症を引き起こす恐れがあるため、摂取量には注意しましょう。
レタス
野菜100gで比較するとほうれん草には690mg、小松菜には500mgカリウムが含まれています。また、レタスのカリウム含有量は200mg、サニーレタスは410mgです。お浸しには小松菜を、サラダにはレタスを選ぶとよいでしょう。レタスは一口サイズにちぎってから水にさらしておくと、カリウムを減らせるだけでなく触感もシャキッとするのでおすすめです。
りんご
果物100gに含まれるカリウムの量はりんごで120mg、みかんは150mgです。バナナには360mgもカリウムが含まれているため、食後や食間のデザートにはりんごやみかんがおすすめです。また、果物の缶詰のシロップにはカリウムが溶けだしているため、カリウム制限のある方は飲まないように注意しましょう。

