夫と不倫女がレストランデート→店外から覗く妻が“突撃抗議”しない理由|不倫夫を泳がせて制裁した話

夫と不倫女がレストランデート→店外から覗く妻が“突撃抗議”しない理由|不倫夫を泳がせて制裁した話

土曜日、かずを預けた明子と渚は、尾行を実行。食事デート中はあえて接触せず「そのとき」を待つことに。レストランから出てきた謙太と女は、手を繋ぎ…。

親友はまるで軍師のように冷静だった

車 女性

「尾行なんて、なんだか本当にドラマみたい」

渚の提案は大胆でしたが、私には最も冷静で、かつ効果的な戦略に思えました。私たちは、その土曜日に向けて、準備を進めました。私は謙太の動きを警戒し、彼はまさか私が全てを知っているとは夢にも思っていない。

この状況が、たまらなく滑稽でした。夫が私に嘘をつき、私は夫を欺いている。もう、私たち夫婦の信頼関係は、どこにも残っていません。

当日、かずは実家に預け、渚と私は、尾行のための「戦闘服」に身を包みました。地味で目立たない服装に。渚は自分の車を用意してくれました。

「いい?明子。絶対に焦らないようにしよう。決定的な瞬間を、確実に写真に収めれば、それが裁判での武器になるからね」

渚の言葉は、まるで軍師のようでした。

ついに出てきた夫と不倫相手

手をつなぐ 男女

その日の謙太は「仕事の付き合いで食事に行く」と私に嘘をつき、家を出ました。

高級レストラン『メゾリエッテ』の前に車を停め、私たちは待機します。ガラス越しに見える店内は、シャンデリアが輝く豪華な空間。あそこに、謙太と不倫女が…。想像するだけで胸が悪くなりましたが、渚は私にたわいもない話を振り、緊張をやわらげてくれました。

予約時間になると、謙太と、肩までのボブヘアの、派手なブランドバッグを持った女性がやってきて店に入りました。2人とも機嫌よく微笑んで、まさか監視されているなんてつゆにも思っていなさそうです。

食事をしている間、渚と私は車でコンビニで購入した食事を食べて、思い出話などで時間をつぶしていました。彼らの方が高級な食事をしているのでしょうけど、これから勝つのは私たちだと確信しながら。

そして午後8時過ぎ、レストランの重厚な扉が開きました。

「来たよ」

渚が小声で言います。店から出た女は謙太に寄り添い、親しげに笑っています。謙太は、私に見せたこともないような、優しげで蕩けたような笑顔でした。私には、いつも疲れた顔と、面倒くさそうな表情しか見せなかったのに。

私は車の陰からその光景を見ていましたが、不思議なことに、感情が一切揺れませんでした。怒りも、悲しみも、嫉妬さえも。まるで、遠い国の見知らぬ他人の恋愛ドラマを見ているかのような、異常なほどの冷静さでした。

配信元: ママリ

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