避難時には同行避難の可否を確認しよう
寒冷期の災害では、避難所での暖房環境が十分でないことがあるかもしれません。同行避難が可能な場合でも、ペットと人が同じ空間で過ごせるとは限りません。
そのため、自治体の避難計画やペット同伴可能な避難所の情報はあらかじめ確認しておきましょう。受け入れが難しい場合は、在宅避難、あるいは遠方に住む親戚・友人などへの預かりを検討しておくとよいでしょう。
また、防寒グッズは避難所ではすぐに入手できないことが多いため、あらかじめ準備しておくと安心です。
まとめ
夏の猛暑を乗り越えた体には、急な寒さの影響が出やすくなります。それはペットも同様で、特に室内飼育が当たり前になった現代では、気温の変化に対して動物たちは以前よりも敏感になっています。
冬の災害は「寒さ」と「停電」が同時に起こることを想定し、普段から保温用品やカイロ、避難グッズを準備しておくことが大切です。
ペットの命を守る防災は日頃の小さな工夫が大切です。寒くなるこれからの季節に合わせて、家庭の防災対策を見直をしてみましょう。
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〈執筆者プロフィル〉
増田国充
ますだ動物クリニック 院長
獣医師・国際中医師・愛玩動物看護師・防災士
