「新築の家をママ友の子ども達に傷つけられた話」第31話。念願の新築を建て、2歳の娘みちるちゃんと夫、3人で暮らす新田みやこさん。高校の時の同級生で、双子のママ・あさ子さんとの新築トラブル体験談です。
ことの発端は、あさ子の子どもたちがみやこさんの娘のおもちゃ・メリーや新築の家の床を傷つけたこと。それなのにあさ子は、弁償金や修理代を払う気がありません。
あさ子の夫・田所くんにこのことを伝えても、謝ってはくれるものの、支払いはしぶられてしまいます。
みやこさんはもちろん、パチンコにお金は使うのに弁償金や修理代を出し渋る田所くんにも苛立つみやこさん。あるものも準備し、夫と一緒にあさ子の家を訪ねることにしました。
反省の色なし!訪問すると、あさ子は最悪の態度で…

















あさ子の家に行く土曜日、当日。みやこさんの夫は、急な仕事であさ子の家へ一緒に行くことができなくなり、一人で乗り込むことになったみやこさん。
迎え入れてくれた田所くんは、「あさ子には内緒にしてほしい……」とコソコソ、みやこさんが知ってしまった秘密・パチンコ通いを口止めします。
そんな田所くんをスルーして部屋に入ると、ここまで来ても態度の悪いあさ子が! 口から出た謝罪の言葉は、まったく誠意を感じられないものでした。
「私は誠意のない謝罪が欲しいわけじゃない。ここまで来ても支払わないって言うなら、夫の知り合いの弁護士に相談させていただきます」
小声でやり合う2人に、落胆したみやこさんは、ついに最終手段として、弁護士に相談すると告げたのでした。
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まったく誠意がない謝り方をしたうえ、直後にはみやこさんの神経を逆なでするようなありえない発言をしたあさ子。あさ子も田所くんも補修費を支払うつもりがまったくなく、お詫びの菓子折りで済ませようとしていました。
子どもが起こしたトラブルは、最終的に親が責任を持って対応することが大切です。「わが子がしてしまったことだから」ときちんと受け止め、必要な補修費などの対応をするのは、相手への誠意はもちろん、「失敗にどう向き合うべきか」を背中で示す機会にもなるのではないでしょうか。
次の話を読む → 著者:マンガ家・イラストレーター あおば
