「お父さんが悪い」【親の離婚】を“子ども目線”でしか見ていなかった私。大人になった今『両親に思うこと』

「お父さんが悪い」【親の離婚】を“子ども目線”でしか見ていなかった私。大人になった今『両親に思うこと』

離婚は苦渋の決断だった

先日、久しぶりに父と会ったとき、父が「お母さんも大変だっただろうな。本当に苦労をかけた」と静かに言った瞬間、私はハッとしました。

両親の離婚は、お互いの幸せや生活を守るための、苦渋の選択だったのだと、やっと理解できたのです。

母が父を責めなかったのも、ただ私のためだけでなく、自分自身の人生を前向きに生きるための、彼女なりの強さだったのだろうと思いました。

両親への心からの「ありがとう」

今は、もやもやしていた気持ちがやっとなくなり、両親に心からありがとうと言いたい気持ちでいっぱいです。

もちろん、離婚の理由はさまざまです。
私のようなケースは稀なのかもしれません。

でも今、自分も結婚して子どもを育てながら大人の視点で振り返ると、あの離婚の選択があったからこそ、私は安心できる環境で育ち、母の強さや父の誠実さに気づくことができたと思えます。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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