毎日ドリル 脳トレクイズに挑戦
奥山葵“日向子”、相手側に立った聞き込みで、貴重なエピソードを引き出すことに成功<スクープのたまご>

奥山葵“日向子”、相手側に立った聞き込みで、貴重なエピソードを引き出すことに成功<スクープのたまご>

日向子(奥山)は、舞台俳優・末永の降板理由を探りに行くことに
日向子(奥山)は、舞台俳優・末永の降板理由を探りに行くことに / (C)TBS

ドラマストリーム「スクープのたまご」(毎週火曜深夜0:58-1:28、TBSほか/TVerにて配信あり)の11月4日放送の第5号(本作では、「話」ではなく、週刊誌にちなんで「号」と表記)では、舞台俳優の公演間近の降板理由についての記事の為に聞き込みする日向子(奥山葵)の様子が描かれた。当初は女性問題だと思われていた降板の真相は、実は意外なものだった(以下、ネタバレがあります)。

■スクープと向き合い、記者として成長していく姿を描く

本作は、大崎梢氏原作の同名小説をドラマ化。大手出版社の「週刊千石」編集部に異動となった入社2年目の信田日向子が、芸能ネタや横領、不審死事件など、さまざまなスクープと向き合い、記者として成長していく姿を描いていく。有名週刊誌への綿密な取材によるリアリティー満載の描写で、週刊誌編集部の裏側ものぞけるようになっている。

■舞台俳優が公演間近に突然降板

舞台俳優の末永孝介が、来月に出演予定だった公演を突然降板した。理由は公表されていないが、末永はセクハラやパワハラの噂が絶えず、精神的に不安定なことも有名な人物。今回も何か不祥事を起こしたのでは?と考えた編集部は、日向子に真相を探るように命じた。日向子は、異動前に居たPR編集部で末永にインタビューをしたことがあった。

まず、末永が行きつけの美容室を客のふりをして訪れたが、末永の名前を出した途端、美容師の態度は急変。「不幸に群がって面白おかしく吹聴し、誰がどう傷つくか考えもしない。恥ずかしくないのか」と辛らつな言葉を浴びせ、「人の心も命も踏みにじる行為」と吐き捨てて、日向子を追い返した。

美容師に言われたことは、日向子も常日頃から思っていることだ。だが、これは彼女の“仕事”なのだ。一番来たくなかった編集部に配属され、“週刊誌の存在意義”が何なのか、自分の中でまだ答えも出ていないし、良心と戦いながら日々与えられた仕事に真摯に向かっているだけなのだ。他人に批判されるだけでも傷つくのに、自分のしていることに胸を張れない彼女はさらに傷ついた。

だが、何度も言うがこれは“仕事”だ。結果を出さなくてはならない。日向子は気を取り直して、末永行きつけの居酒屋へ話を聞きに向かった。
美容院の聞き込みは失敗…
美容院の聞き込みは失敗… / (C)TBS


■「言えないことは言わなくていいんで」

日向子は、外で休憩中の店員の女性に声をかけた。その店員が言うには、末永は半年ほど来店していないそう。いつも女の子を連れてきていたが、それが誰かは言わない、と口を閉ざした。その口ぶりから、日向子は、末永の相手が芸能人なのかと思ったが、「言えないことは言わなくていいんで」と、それ以上は聞かず、替わりに末永の面白エピソードを尋ねてみた。

その言葉で、日向子を警戒していた店員は心を許したようで「そんなんでいいの!?」と、末永の思い出を話し始めた。彼は、ある時から酒をやめて、ノンアルビールばかり飲むようになったが、その際、チェイサーも頼んで、「ノンアルなのに、水は要らないでしょ」と笑われていたとのことだった。


■降板理由は、女性問題!?

その頃、編集部では、末永の「愛人3号」と名乗る女性から、2人のトーク履歴を入手していた。トークは半年前まで続いていた。が、末永の「もう終わりにしよう。ごめん」とのメッセージに、女性が「結婚の約束までしていたのに」とキレたところで終わっていた。その後、彼は電話にも出なくなり、怒った女性は編集部にネタを売ったのだ。

それを知った末永は、このスキャンダルが明るみに出る前に舞台を降板したのだと編集部は結論付け、大げさな見出しで記事化することになった。が、日向子は「気になることがある…」と、末永について思うことをデスクの北浜(赤ペン瀧川)たちに告げた。

この記事が載った「週刊千石」発売後は、世間で末永の降板理由は女性問題だと事実のように語られ、ネット版の記事の閲覧数も伸びまくり。北浜は上機嫌で「“愛人3号”の正体」をネタにして第2報で出そうと言い、編集部が盛り上がる中、ニュース速報が入った。それは、末永の死亡記事だった。

■降板の真相

末永は実は末期がんだった。病を押して舞台を務めようとしたが、病状は悪化して降板せざるを得なかったのだった。それを、「週刊千石」は「女性問題が原因」とスキャンダラスな記事にしたのだ。

本来ならば、編集部は世間から大バッシングを受けるところだが、思ったより叩かれ方は少なかった。それは、日向子が記事化の前に「気になること」として、北浜たちに告げたことのおかげだった。居酒屋の店員から、末永が断酒していたと聞いた日向子は、以前インタビューした時に彼が薬を飲んでいたのを思い出したのだった。精神的に不安定だと言われていたので安定剤かと思ったが、もしかすると当時から何かの病気だったのではないか、関係者が降板理由を言わないのも何か大きな病気を隠しているのかもしれない…と考えたのだ。

日向子の推論を聞いた北浜は、念のためにダメもとで周辺の病院をあたるように命じ、記事内に居酒屋の店員の談話を入れることにしたのだった。そして記事の最後は、断酒と禁煙のことを書き「もし降板理由が体調不良ならば、快癒を祈る」と締めくくった。そのおかげで、バッシングが少なくて済んだのだった。北浜は、日向子に礼を言った後、店員が断酒の話をしてくれたことについて、日向子には相手の懐に入る才能があるかもしれない、と告げた。

■“人の心”を持って、取材対象と接する日向子

店員が心を許したのは、日向子が“売り上げの為に人の不幸を面白おかしく取り上げる人間ではない”と思ってくれたからではないだろうか。「言えないことは言わなくていい」というのは、相手に心を開かせる“テクニック”ではなく、日向子の本心だ。週刊誌の記者としては、その“甘さ”は失格かもしれないが、人として、相手側に立って考えることができるのは大事なことだ。本心から相手を尊重しているのが伝わるからこそ、これまでの聞き込みでも日向子は相手の話を引き出せているのだと思う。

だから、ベテラン記者の村井(夙川アトム)が、連続不審死事件の重要な聞き込みを日向子にさせているのだ。北川も今回のことで、その理由がわかったようだ。

しかし連続不審死事件は日向子にとっては初耳だ。橋本まどかのバイト先を突きとめに行ったのも、久保塚恒太の元・保護司の消息を尋ねて新潟まで行ったのも、すべて繋がっていることを彼女は初めて知った。命じられたままに動いていたら、知らないうちに大事件にかかわっていた。自分の意志ではなく進んでいる先に、どんなことが待ち受けているのか…日向子は自分がどこに向かっているのか、ますますわからなくなってしまったようだ。

◆文=ザテレビジョンドラマ部


提供元

プロフィール画像

WEBザテレビジョン

WEBザテレビジョンは芸能ニュース、テレビ番組情報、タレントインタビューほか、最新のエンターテイメント情報をお届けするWEBメディアです。エンタメ取材歴40年以上、ドラマ、バラエティー、映画、音楽、アニメ、アイドルなどジャンルも幅広く深堀していきます。