「私立は公立に行けない頭の悪い子が行く場所」地方出身者の“衝撃告白”に1万いいね!?東京vs地方の教育観のリアル

「私立は公立に行けない頭の悪い子が行く場所」地方出身者の“衝撃告白”に1万いいね!?東京vs地方の教育観のリアル

東京など大都市での中学受験の盛況さ

 対照的に、東京など大都市圏では中学受験が非常に盛んです。首都圏の中学受験率は2024年時点で20%弱に達し、5人に1人近くが受験を経験しています。その中でも、東京の私立中学校進学率は26.3%とずば抜けています。

 その中で多くの子が目指すのが、私立の人気校でしょう。開成、麻布、桜蔭、女子学院など偏差値70超の難関校が依然として高い競争率を誇ります。一方で、国公立付属校も人気。筑波大学付属駒場中学校や、お茶の水女子大学付属など、私立と並ぶトップレベルの国公立付属校も人気を集めています。

 東京での教育は、実は、国公立も含めた競争と多様性が特徴であり、投稿者が感じた「公立が下位層とされる文化」は、必ずしも正しいとは限らないでしょう。

賃金難の中でも「教育投資」を惜しまない親心

 総務省のデータ(2024年)が示すように、全国の平均年収は400万円台半ばと厳しい経済状況にあり、物価上昇(2025年CPI上昇率約2.5%)を考慮すると実質賃金は減少傾向です。

 それでも都市部で中学受験や私立人気が根強いのは、進学実績への期待や、公立では得難い教育環境の質に、将来への投資として親が費用を惜しまない姿勢があるためです。

 さらに、私立高校授業料の実質無償化(2026年度から所得制限撤廃の方向で検討)は、中学受験を経た私立中高一貫校への進学をさらに後押しする可能性があります。既に大阪府では、約半数の府立高校が定員割れを起こしており、都市部での中学受験のさらなる活況が懸念されています。この流れで、私立人気が高まるか……保護者の関心をさらに集めそうです。

配信元: LASISA

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LASISA

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