国会に求められる「時間軸」の共有
SNSの反応を分析した結果、批判が殺到した構造的な原因は、野党が追及したかった「過去の政治姿勢」と、国民が求めている「未来の生活課題」という時間軸のズレに集約されます。
野党の追及権は民主主義の根幹ですが、国民が切実に解決を望む『今』の課題を差し置いて、過去の発言に長時間費やすことは、SNSでは「揚げ足取り」「国会の私物化」と捉えられ、支持を広げるどころか逆効果になることを、今日の予算委員会は証明しているのではないでしょうか。
今後の焦点
予算委員会は引き続き続きます。立憲民主党を含む野党が残りの審議時間で、国民の関心が高い経済、外交、少子化といった重要課題に焦点を当てた対案のある論戦を打ち出し、批判的な世論を転換できるのか、今後の委員会の動向に注目が集まります。
(LASISA編集部)

