干物は生魚より3倍危険! 知らずに「尿酸値」を上げる濃縮された食品とは

干物は生魚より3倍危険! 知らずに「尿酸値」を上げる濃縮された食品とは

プリン体を多く含む食品は、体内での尿酸生成を促進する要因となります。特に肉類や魚介類などの動物性食品は、摂取量に注意が必要です。しかし、これらを完全に避ける必要はなく、適切な量と頻度を意識することでリスクを軽減できます。本章では、尿酸値を上昇させやすい食品の特徴と、食材選びや調理法の工夫について解説します。

浅川 貴介

監修医師:
浅川 貴介(医師)

【経歴】
2004年私立海城高等学校卒業
2010年私立東邦大学医学部卒業医師免許取得
2012年公益財団法人日産厚生会玉川病院
2016年東邦大学医療センター大橋病院腎臓内科
2018年医療社団法人七福会ホリィマームクリニック
2022年浅川クリニック
【免許・資格】
・医学博士
・日本内科学会総合内科専門医
・日本腎臓学会腎臓専門医
・日本透析医学会透析専門医
・労働衛生コンサルタント(保健衛生)
・東京都福祉局認定難病指定医

尿酸値を上げる食べ物の特徴と注意点

尿酸値を上昇させやすい食べ物には、プリン体を多く含むものが挙げられます。特に動物性食品や一部の魚介類には注意が必要です。これらの食品を完全に避ける必要はありませんが、摂取量や頻度を調整することが大切です。

プリン体が多い動物性食品

動物の内臓や一部の肉類は、プリン体を多く含んでいます。レバー、ハツ、砂肝といった内臓類は特にプリン体含有量が高く、尿酸値が気になる方は摂取を控えめにすることが推奨されます。牛レバーや豚レバー、鶏レバーはいずれも同様に注意が必要です。また、鶏皮や豚バラ肉など脂肪分の多い部位も、プリン体だけでなくカロリー過多による肥満のリスクがあります。肉類を食べる際には、脂身の少ない部位を選び、適量を心がけましょう。鶏のささみや胸肉、豚や牛のヒレ肉などは比較的プリン体が少なく、タンパク質を補給するのに適しています。調理法についても、揚げ物よりも蒸す、焼く、煮るといった方法を選ぶことで、余分な脂質を抑えることができます。

魚介類とその加工品に含まれるプリン体

魚介類の中には、プリン体を多く含む種類があります。特に青魚と呼ばれるイワシ、サバ、アジ、サンマなどはプリン体含有量が高めです。これらの魚は健康に良いとされる不飽和脂肪酸を豊富に含んでいますが、尿酸値が高い方は食べる量や頻度に配慮する必要があります。また、魚卵類であるタラコ、イクラ、数の子、白子なども同様にプリン体が多く含まれています。干物や燻製など、水分を飛ばして濃縮された加工品も、同じ重量あたりのプリン体含有量が増えるため注意が必要です。貝類ではカキやホタテ、エビやカニといった甲殻類も、種類によってはプリン体が多く含まれています。魚介類を食べる際には、鮭、タイ、カレイなど比較的プリン体が少ない魚を選ぶとよいでしょう。調理法としては、煮汁にプリン体が溶け出すため、煮物やスープの汁は控えめにすることが推奨されます。

まとめ

尿酸値の管理は、食事の見直しと生活習慣の改善を基本とし、必要に応じて医療機関のサポートを受けることで、効果的に行うことができます。プリン体の多い食品を控え、水分を十分に摂取し、適正体重を維持することが重要です。痛風や合併症のリスクを減らすためには、定期的な検査で尿酸値をチェックし、早期に対処することが大切です。自分の健康状態を把握し、専門家と相談しながら、長期的に取り組んでいきましょう。

参考文献

日本痛風・尿酸核酸学会「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン」

公益財団法人 痛風・尿酸財団

配信元: Medical DOC

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