皮膚は私たちの外側にある最も外界の影響を受けやすい臓器です。外界との接触が多い皮膚はさまざまなトラブルを起こす可能性がとても高く、水ぶくれもトラブルのひとつといえるでしょう。
さまざまな原因で起こる水ぶくれは、痛みなどの症状をともなうこともあります。ここでは水ぶくれを放置したときのリスクを紹介しましょう。
※この記事はメディカルドックにて『「水ぶくれ」ができるメカニズムはご存知ですか?医師が監修!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
竹内 想(名古屋大学医学部附属病院)
名古屋大学医学部附属病院にて勤務。国立大学医学部を卒業後、市中病院にて内科・救急・在宅診療など含めた診療経験を積む。専門領域は専門は皮膚・美容皮膚、一般内科・形成外科・美容外科にも知見。
水ぶくれのリスク

水ぶくれを放置するとどうなりますか?
やけどや皮膚炎、さまざまな疾患が原因で起こる水ぶくれを放置することで症状がさらに悪化するリスクが高まります。ときには小さな水ぶくれが徐々に身体全体に広がってしまうこともあります。水ぶくれが起こるときは水ぶくれの部分の皮膚が何らかのトラブルを起こしているというサインと考えられます。水ぶくれを放置したまま身体に広がってしまうと、身体を保護している皮膚が大きく損傷し、本来の身体を守るという重要な機能が失われてしまいます。
また、水ぶくれが全身に広がることで損傷した皮膚から栄養分が流出してしまい、体温調節が上手く行えなくなることにより生命にかかわる危険性をはらんでいます。
さらに、水ぶくれが引き金となって感染症を誘発してしまうこともあるため注意が必要といえるでしょう。
病院に行ったほうが良い症状を教えて下さい。
やけどの場合、水ぶくれができるということは皮膚の真皮の一部を損傷していることになります。やけどしたときに水ぶくれができた場合は真皮の一部が損傷したことになるため、感染症を起こさないためにもすぐに病院を受診しましょう。やけどや靴擦れ以外で水ぶくれができるときは何らかの病気が隠れているかもしれません。特に水ぶくれができたときにかゆみや痛みを感じた場合は、早めに病院を受診した方が良いでしょう。
病院へ行くときは何科を受診すれば良いのでしょうか?
やけどになったときは迷わず皮膚科を受診しますが、やけど以外で水ぶくれになったとき何科を受診したらいいのでしょうか?水ぶくれにはさまざまな症状がありますが、水ぶくれは皮膚に起こるトラブルが原因の場合がほとんどです。からだに水ぶくれができたときは皮膚科を受診すると良いでしょう。
水ぶくれは潰さず病院へ行きましょう
水ぶくれができる原因は、やけどや皮膚疾患、自己免疫系の疾患などさまざまあるといえます。また、水ぶくれの中の水分にはやけどは病気に関するさまざまな情報や皮膚を修復するための成分が含まれていると考えられています。そのため、水ぶくれは潰さずにガーゼや絆創膏で保護して病院を受診しましょう。
編集部まとめ

やけどは軽症であると自己判断をしてしまい、たとえ水ぶくれができたとしても自宅でガーゼや絆創膏をはるなどの応急処置で済ませてしまいがちです。やけどはさまざまな感染症を誘発するリスクが高くなる可能性があります。
また、水ぶくれになる原因にはたくさんの病気の可能性もあり「たかが水ぶくれ」と侮らず早急に専門医を受診することが大切といえるでしょう。
参考文献
水ぶくれの原因は~(国立長寿医療研究センター)

