爪甲剥離症は、年齢性別問わず誰にでも起こり得る爪の病気です。爪は身体の中でも小さい部分ですが、爪には身体のあらゆる症状が現れます。
爪が剥がれている状態を放置しておくことはさらなる病気を発症させることにも繋がり、とても危険な状態になる可能性が高いです。
今回は、爪甲剥離症の予後と注意点について解説しますのでぜひ参考にしてみてください。
※この記事はメディカルドックにて『「爪甲剥離症」になりやすい人の特徴はご存知ですか?医師が監修!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
竹内 想(名古屋大学医学部附属病院)
名古屋大学医学部附属病院にて勤務。国立大学医学部を卒業後、市中病院にて内科・救急・在宅診療など含めた診療経験を積む。専門領域は専門は皮膚・美容皮膚、一般内科・形成外科・美容外科にも知見。
爪甲剥離症の予後と注意点

爪甲剥離症は再発しますか?
爪甲剥離症は、一度治っても再発する可能性は十分あります。さまざまな原因が考えられる病気なので、別の原因で起こる場合も考えられます。再発を引き起こさないためにも健康状態を整え、そもそも爪が引っかからないように適度な長さを保ち整えることも重要です。
爪甲剥離症を早期発見するポイントを教えてください。
まずは爪の色に変化がないか確認してみましょう。爪は通常ピンク色をしていますが、爪甲剥離症の場合は白っぽいか黄白色の変色が見られると、剥がれが起きているサインになります。また、爪が伸びてきたときに白くなる部分が爪が伸びていないに関わらず、大きくなっているように見えることも爪甲剥離症を見分けるポイントとなります。
爪の色に変化が起こると剥がれてきてしまっている可能性は大きいですが、早期発見することで進行せずに対処ができますので、小さな変化を見逃さないようにしましょう。
対処法・予防法はありますか
爪の引っ掛かりをなくすことが重要です。自分でも気がつかない内に爪が引っかかり剥がれることがないように、きちんと整えましょう。爪を切る際は爪切りを使うと爪への衝撃が大きいので、ヤスリの使用がおすすめです。
洗い物などの洗剤を使う場合はゴム手袋を着用して爪を守り、マニキュアやジェルネイルは適度な間隔で行うようにして爪を休めるようにしましょう。爪は表面から水分が爪に蒸発しています。乾燥を防ぐためにトップコートやベースコートで爪の表面を保護し保湿クリームも活用が予防に繋がります。
また、爪の発育のために皮膚の血液循環改善に効果のあるビタミンEを含む、ビタミンを摂取するように心がけましょう。爪甲剥離症は、外因だけではなく全身疾患を伴う場合も考えられるので自分の健康状態を知ることも重要です。
少なくても年に1回は血液検査を行い、良好な健康状態を保ちましょう。足の爪の場合は、足の先端が圧迫しない足のサイズに合った靴や長時間歩く際はヒールの高い靴は避け平らで歩きやすい安定した靴を選び、足の爪に負担がかからないようにしてください。
最後に、読者へメッセージをお願いします。
爪甲剥離症は誰にでも起こり得る身近な病気の1つです。爪甲剥離症を引き起こさないためにも、日常生活で爪が引っかからないように注意し、健康状態を良好に保つことが重要です。爪の剥がれを見つけたら決して放置せず、直ちに皮膚科等の医療機関を受診しましょう。
早期発見が重要ですが、きちんと原因を把握し再発しないように適切な処置をし対処することが大切です。
編集部まとめ

手元を含め爪は意外と人に見られている部分でもあります。爪甲剥離症は見た目にも影響するので、他人の目が気になり引っ込み思案になったり、落ち込み気味になったりなど身体のほかに精神的な部分にも影響を及ぼします。
爪の剥がれや色に異変を感じたら、早めに医療機関に受診しましょう。原因がわかることで安心し、進行することなく症状を抑えることが期待できます。
まずは日常生活で爪に負担がかからないようにしたり爪の健康状態に気をつけ、爪だからと軽視せずに爪甲剥離症の症状が出たら適切な処置を行いましょう。
参考文献
爪甲剥離症|Medical Note
爪が剥がれる|Medical Note
足の爪がはがれる|Medical Note

