「ガソリン高くて車出しがキツい」これまで謝礼ゼロだった友人に伝えた結果|友達を足に使う人#3

「ガソリン高くて車出しがキツい」これまで謝礼ゼロだった友人に伝えた結果|友達を足に使う人#3

親友だからって、甘えすぎてはいけない

夫婦 食事

夜、うれしくて夫の洋二にこのことを話した。

「サオリがさ、ガソリン代の話したら、わざわざ電話してきてくれたんだ。『自力で行く』って言ってくれて、うれしかった」
「へえ、それは良かったな。それでさ、俺ちょっと気になってたんだけど、今までガソリン代に対する謝礼とか、なんか気遣いがあったりした?」

洋二の言葉に、私は首を横に振った。

「一度も。ご飯代だって割り勘だし、お土産とかも特にない。まあ私たちの関係だし良いかなって思ってたんだけど」

洋二は少し眉をひそめて言った。

「うーん、それはちょっと、足に使われてる気がしちゃうよな。俺は相手が親友だとしてもガソリン代相当と簡単なお礼くらいはするけどな」

夫の言葉は、私の心をチクリと刺した。これまでずっと見て見ぬふりをしてきた違和感が、夫の言葉で明確な形になった気がした。これまでの私は、サオリの言いなりに近かったのかもしれない。でもガソリンの話ができた以上、きっと今後は変われるはず。そう思っていた。

あとがき:届かない想い

サオリの「自力で行く」という言葉は、あすかの気持ちがやっと届いた証だと感じられました。しかし、洋二の冷静な分析は、あすかがこれまで見て見ぬふりをしてきた「甘え」を浮き彫りにします。親友だからこそ、お互いが対等な関係であるべき。そうでないなら、それは本当に「親友」と呼べるのだろうか。この問いは、あすかに新たな気づきを与え、今後の行動を決定づけることになります。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

記事作成: ゆずプー

(配信元: ママリ

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