子育てにはたくさんの後悔がつきもの。例えば子どもにキツく怒ってしまった日には、寝顔を見て「明日はニコニコでいよう」と後悔するという人は、少なくないのではないでしょうか。
そんな子育て中に感じた「後悔」に関するエピソードを集めてみました。子どもに対する後悔はもちろん、周りにの人に対する後悔の気持ちを持った人もいるようでーー。
「そんなこともわからないの?」育児ノータッチ夫に任せて後悔

これは息子が1歳のころの話です。夫は育児に非協力的で、私はいつもワンオペ育児をしていました。
そんなあるとき、夫が子どもを連れて義母に会いに行きたいと言い出しました。私も一緒に行きたいのはやまやまでしたが、仕事の都合が合わず、結局夫だけで出かけてもらうことになったのです。
そして、義母に会いに出かけた日、夫は昼前に出かけて、私が仕事から戻った16時にはもう家に戻ってきていました。
すると私は、息子の機嫌が異様に悪いことに気がつきます。息子はお菓子をかなりの勢いで食べていました。
普段の息子はそんなことはしないので、何かおかしいと思った私は、お昼ごはんに何を食べたのか?どのくらい食べたのか? と夫に尋ねました。
すると夫は「何も食べさせてない」と言います。私の頭の中は「?」でいっぱい。呆気にとられていると、「おなか空いたって言わなかったもん」と何の疑問も持たずに言うのでした。
まだうまく喋れない子どもが、空腹を伝えられるわけがありません。そんなこともわからないのかと驚愕しました。一緒にいた義母も何も言わなかったのか疑問でなりません。子育て経験があるのだから、昼食を食べさせない夫に対してひと言言ってほしかったです。
私は夫にブチ切れ。義母に電話をかけ、思ったことをすべて伝えました。おなかを空かせていた息子にも、申し訳ない気持ちでいっぱいです。今後、夫や義母にも子どもを任せたくないと強く思った出来事でした。
著者:Ree/17歳差の兄妹を育てるアラフォー母。会社員をしているが、現在はワンオペのため育休中。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
◇ ◇ ◇
普段育児をしている人にとって当たり前のことが、子育てに馴染みがない人にはわからないのだと痛感しますね。しかしその無知が大きな事故につながることもあるでしょう。
子育てに不慣れなパパに子どもを任せるときは、細かなことまでしっかり伝えておくといいかもしれませんね。
次の後悔したエピソードは、良かれと思ってしたことだったのですがーー。
「喜ぶと思ってた…」息子との食事に後悔

家族の不幸や病気が続き、慌ただしい生活を送っていたときのこと。当時息子は5歳でした。食事を作る余裕がなく、約1カ月ほど食事を外食で済ませる日が続きました。
ある日、息子が好きな唐揚げ屋さんで食事をしようとしたところ、息子は「お母さんのごはんが食べたい」と言いました。「今から作ったら時間がかかるし、買ったらすぐだよ?」と告げても、「おにぎりだけでもいいよ。お母さんのごはんが食べたい」と……。
これには私もハッとしました。外食なら息子においしいごはんを食べさせてあげられる上、私もラクができるので、メリットしかないと考えていたのです。
しかし、その一方で「家でゆっくり母親が作ったごはんを食べたい」という息子の気持ちを置き去りにしていました。
私は思わず息子を抱きしめ、生活環境を改めることを決意! 今では、食事は手作りするよう心がけています。ときには外食に頼ることはあるけれど、これからも自炊を続けていきたいと思います。
著者:樫原有香/高校生の息子を持つアラフィフ。現在は整理収納アドバイザーの資格を生かして、オンラインを中心にした仕事をしている。たまの息抜きは、友人を招いて自宅で開催するホームパーティー。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
◇ ◇ ◇
毎日の食事作りは本当に大変なこと。手抜き料理を食べさせるなら、外食したほうが子どもも喜ぶと思うのは、無理もありません。
しかし子どもにとってパパやママが作る料理は特別なもの。手が込んでいるか、彩りよく作られているかは関係ありません。近ごろでは便利なミールキットなども売られています。うまく活用し、楽しい食事タイムにしたいですね。
次に紹介する後悔エピソードは、なんと3年越しで……!

