お茶の“品種”を言える人は約1割!

見落としがちなお茶の個性が浮き彫りに
お茶の品種についてはどの程度理解しているのでしょうか。
「お米や苺に品種があるように、お茶にも品種があることを知っているか」と尋ねたところ、下記のような回答結果となりました。
・「具体的な品種名も知っている(15.7%)」
・「品種があることは知っていたが、名前までは知らない(56.7%)」
・「全く知らない(27.6%)」
具体的な品種名まで把握している人はわずか1割ほどしかおらず、約6割が「お茶にも品種がある」と認識している程度で、全く知らない人は3割近くに上っています。
この結果から、お茶の個性を語る上で欠かせない“品種”は見落とされがちな重要項目であることが明らかになりました。
では、お茶に品種があることを知っている人は、国内で生産される「和紅茶」の品種による違いについてはどの程度理解しているのでしょうか。
前の設問で「全く知らない」と回答した人以外に、「お茶の中でも、和紅茶は品種によって「味・香り・水色(すいしょく:お茶の色)」に大きな違いがあることを知っているか」と尋ねたところ、下記のような回答結果となりました。
・「よく知っている(15.8%)」
・「聞いたことはある(47.1%)」
・「全く知らない(37.1%)」
半数近くが「聞いたことはある」と回答しており、和紅茶に対する興味関心の高まりがうかがえます。
品種による風味の違いは、ワインやコーヒーに通じる“テロワール”のような楽しみ方にもつながりますが、一般的な理解はまだ途上段階にあるようです。
品種だけではない! 約7割が「和紅茶を試してみたい」と回答

「和紅茶」の味・香り・水色は品種・栽培される地域・収穫時期で変わると知らない人はそれぞれ約4割
では、和紅茶の栽培される地域や収穫時期による違いについての認識はどうなのでしょうか。
引き続き、お茶にも品種があることを「全く知らない」と回答した人以外に聞きました。
「和紅茶は同じ品種でも、栽培される地域によって「味・香り・水色(すいしょく:お茶の色)」に違いがあることを知っているか」と尋ねたところ、下記のような回答結果となりました。
・「よく知っている(12.5%)」
・「聞いたことはある(47.8%)」
・「全く知らない(39.7%)」
約4割が地域による違いを「全く知らない」と回答しており、和紅茶における“地域の個性”はまだ一般的に浸透していない様子がうかがえます。
一方で、「聞いたことはある」と答えた層も多く、今後は地域の気候や土壌の違いによる味わいの差に関心が高まっていく可能性があります。お茶の世界でも、“土地が生み出す風味”に注目が集まり始めているようです。
では、和紅茶の収穫時期による違いについてはどうなのでしょうか。
「和紅茶は同じ品種でも、収穫時期によって「味・香り・水色(すいしょく:お茶の色)」に違いがあることを知っているか」と尋ねたところ、下記のような回答結果となりました。
・「よく知っている(13.4%)」
・「聞いたことはある(41.9%)」
・「全く知らない(44.7%)」
地域による違いと比べると「全く知らない」と答えた割合がやや多く、収穫時期による味わいの変化はまだ一般的には知られていない傾向が見られます。
紅茶は気温や日照など自然条件の影響を受けやすく、摘採時期によって繊細に風味が変わる飲み物。今後は、季節ごとの特徴を伝える工夫や発信を通じて、この魅力がより多くの人に伝わっていくことが期待されます。
では、品種、栽培される地域、収穫時期による違いを知って、和紅茶を試してみたいと思う人はどの程度いるのでしょうか。
ここからは全員に聞きました。

“和紅茶は地域や収穫時期によっても味や香りが変わる”と聞いて「違いを試してみたい」と感じた人は約7割
「和紅茶は品種、栽培される地域、収穫時期によって「味・香り・水色(すいしょく:お茶の色)」が変わると聞いて、和紅茶を試してみたいと思うか」と尋ねたところ、約7割が「ぜひ試してみたい(17.8%)」「機会があれば試してみたい(47.9%)」と回答しました。
これまで和紅茶に馴染みのなかった層でも、“地域や季節によって風味が変わる”というストーリーに興味を示す人が多く、「知ることで飲みたくなる」知識起点での関心の広がりがうかがえます。
品種、栽培される地域、収穫時期の違いによる和紅茶の変化に興味をもつ人が多いことが明らかになりましたが、今後どのような和紅茶を試してみたいと思うのでしょうか。
「今後、試してみたい和紅茶」について尋ねたところ、「異なる品種の和紅茶(41.3%)」「季節ごとの和紅茶(39.0%)」「地域ごとの和紅茶(37.3%)」が上位に挙がりました。
多くの人が品種・季節・地域による「比較」や「変化」を楽しみたいと考えており、和紅茶に“体験”としての価値が求められているといえます。
違いを味わうことへの関心が高く、和紅茶を通じて日本のお茶文化を再発見する動きが広がっていくかもしれませんね。
