
草なぎ剛が主演を務めるドラマ「終幕のロンド ―もう二度と、会えないあなたに―」(毎週月曜夜10:00-10:54、フジテレビ系/FOD・TVerにて配信)の第5話が11月10日に放送された。樹(草なぎ)と同じ会社に入社したゆずは(八木莉可子)。人とのコミュニケーションが苦手な彼女の元に、金を無心する母親が現れた。(以下、ネタバレを含みます)
■遺品を通して家族や人生を向き合うヒューマンドラマ
本作は、妻を亡くし、シングルファーザーとして生きる鳥飼樹(草なぎ)が、遺品整理会社「Heaven’s messenger」の仲間たちとともに、さまざまな事情を抱えた家族に寄り添っていく、心温まるヒューマンドラマ。遺品に刻まれた残された者へのメッセージを解き明かす他、切ない大人の恋も描かれる。
手広く事業を展開する御厨ホールディングス次期社長の妻で絵本作家の真琴を中村ゆり、「Heaven’s messenger」の新人遺品整理人・久米ゆずはを八木莉可子、現場歴10年のベテラン遺品整理人・矢作海斗を塩野瑛久、「Heaven’s messenger」の社長・磯部豊春を中村雅俊、真琴の母で「Heaven’s messenger」に生前整理を依頼する鮎川こはるを風吹ジュンが演じる。
■ゆずはは毒母からお金のために驚きの提案をされる
樹が、こはるがかつて“道ならぬ恋”をした相手を真琴と一緒に探すことにした第5話。その展開の中で、ゆずはも注目された。
突然会社までやって来た母・真理奈(雛形あきこ)に驚いたゆずは。そんな娘に向かって、真理奈は無邪気な感じでお金の無心をする。ゆずはは、少し前にも貸したばかりで「無理だよ」と断る。しかし、真理奈は「パパ活。ウリすれば」とこともなげに言い、ゆずはのスマホで出会い系アプリの登録をした。
ゆずはは困惑しながらも、「お金用意できなかったら、ママ、殺されちゃうかも。ゆず、平気なの?それでも」という言葉に、うつむいて頭を横に振るのだった。
その日の仕事終わり、ゆずははマッチングした相手に会いに行く。相手の男性にゆっくりと近づいていくと、海斗が立ちふさがった。海斗は、ゆずはと真理奈の会話を偶然聞いていたのだ。
海斗はゆずはの手をつかみ、その場から走り去った。
しばらくして海斗の手をふりほどき、「邪魔すんな!」と怒るゆずは。再び出会い系アプリを操作しようとするゆずはと海斗の攻防が続く。海斗は真剣な表情で「いくらだよ。…おまえのウリはいくらだって、聞いてんだよ」と声を荒げた。
■自分のために涙を流す海斗に心打たれるゆずは
それからしばらく2人で歩いていると、ゆずはが突然ラブホテルに入っていく。追いかけた海斗は、服を脱ぎ始めたゆずはに「何してんだよ」とあきれる。「あんた、私を買ったんでしょ?」とゆずは。
「自分を粗末にしたら、そのうち…そのうち心がめちゃくちゃになるんだぞ」と心配する海斗。それでも「ママのためだから」と、また一枚、服を脱ぐゆずは。海斗はそんなゆずはにシーツをかぶせて止めた。
海斗は、「たとえ、誰かがお前を粗末に扱ったとしても、そんなやつのまねなんかすんなよ!お前がお前を大切にしてやらなくてどうすんだよ。そうじゃないと俺…俺が…嫌なんだよ!」と言い、涙を流した。
これまで、ゆずはに気のあるようなそぶりが見受けられた海斗。その思いがあふれ出したシーンにもらい泣きしてしまう。
翌日、ゆずはから金を受け取るために再び「Heaven’s messenger」にやって来て、機嫌よく社員たちにカレーをふるまう真理奈。その後、ゆずはは財布を差し出すが、真理奈が受け取ろうとしても離さなかった。
「やっぱり…。ごめん、ママ。この金は渡せない」。驚くことに真理奈は、ゆずはを突き飛ばしてでも財布を奪おうとする。しかし、ゆずははしっかりと財布を握ったまま。毒親からの搾取にずっと泣きたくても泣けなかったゆずは。「代わりに泣いてくれるやつがいたんだ。ばかみたいに」と海斗のことを思い、強くなったゆずはは真理奈を突き飛ばし返した。
ゆずはからお金を返され、母とのてん末を聞いてホッとした海斗は再び涙を流した。優しく、温かな涙だ。視聴者からは「泣き虫海斗くんいい人」「海斗が超かっこよかった!」「海斗はとても情の厚い人なんだな」「ゆずはと海斗がなんだかいい感じ~」「ゆずはが海斗くんのおかげで心が強くなってくの ほんとに感動した」「今日は海斗くん めちゃくちゃメロかった」などと反響が寄せられた。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
※草なぎ剛の「なぎ」は、「弓へんに前の旧字体その下に刀」が正式表記

