「腹部エコー検査でわかること」とは?メリット・デメリットも医師が解説!

「腹部エコー検査でわかること」とは?メリット・デメリットも医師が解説!

腹部エコーでわかる可能性がある病気・疾患

ここではメディカルドック監修医が、「腹部エコー検査」に関する症状が特徴の病気を紹介します。どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。

大腸がん

大腸がんは、結腸や直腸の粘膜にできる悪性腫瘍です。食生活の欧米化や加齢、遺伝が主な要因とされます。血便や便通の変化が初期サインで、放置すると転移の危険もあります。腹部エコーで肝転移や腹部大動脈周辺のリンパ節転移が見つかることがあります。気になる症状があれば消化器内科を受診しましょう。

脂肪肝

脂肪肝は、肝臓に脂肪が過剰にたまった状態で、飲酒や肥満、糖尿病などが原因です。自覚症状がほとんどなく、放置すると肝炎や肝硬変へ進行することもあります。腹部エコーで白っぽく映るのが特徴です。生活習慣の改善が治療の基本です。内科または消化器内科を受診しましょう。

膵臓がん

膵臓がんは、膵臓に発生する悪性腫瘍で、早期発見が難しい病気です。膵管の拡張や腫瘤が腹部エコーで見つかることがあります。診断にはCTやMRIも併用します。
背中の痛みや体重減少、黄疸が見られたら要注意です。消化器内科で早めの相談が大切です。

腎結石

腎結石は、尿中のカルシウムや尿酸などが固まり、腎臓内に石ができる病気です。腹部エコーで高エコー像として確認されます。背中やわき腹の激痛、血尿を伴うことがあります。水分摂取と薬物療法で改善することが多いですが、重症例では尿道から内視鏡を挿入し、レーザーなどで結石を砕いて体外に排出する、経尿道的腎尿管砕石術(transurethral ureterolithotripsy)が必要です。
気になる症状がある際には、泌尿器科の受診をおすすめします。

子宮筋腫

子宮筋腫は、子宮の筋肉に発生する良性腫瘍で、女性ホルモンの影響が大きいとされます。子宮は腹部エコーの検査範囲には基本的には含まれません。通常は婦人科の経腟エコーで確認しますが、大きい場合は腹部エコーで見つかることもあります。月経過多や下腹部の張りがある場合は婦人科を受診しましょう。

腹部エコー検査を受けたほうが良い人は?

お腹の痛みや違和感がある、健診で肝臓や腎臓の異常を指摘された方などは、一度消化器内科を受診しましょう。必要であれば、腹部エコー検査を行う、あるいは再検査することもあります。また、脂質異常症や糖尿病など生活習慣病がある、家族に肝疾患・膵疾患の既往がある方は、腹部エコー検査を受けることも検討してみましょう。

配信元: Medical DOC

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