イタイイタイ病の治療
イタイイタイ病に限らず、カドミウム中毒の治療では、カドミウムを含んだ食品や水の摂取を避けること、カドミウムを体内から排出することが重要です。
次に、キレート剤という薬剤を使って有毒な金属や毒素と結合し体外へ排出するキレート療法が行われます。
骨障害には、カルシウムとカルシウムの吸収を促すビタミンDの投与、腎性貧血には赤血球の産生を促すエリスロポエチン治療が行われます。
重篤な腎機能障害がある場合には、腎機能をサポートするための透析療法が必要となることもあります。
イタイイタイ病になりやすい人・予防の方法
富山県神通川流域の周囲に長く住んでおり、長期間にわたりカドミウムの汚染された米や野菜などの農作物を摂取した人はイタイイタイ病を発症する恐れがありました。イタイイタイ病を命名した萩野昇医師は、「35歳から更年期にかけての女性が多い」としています。
予防の方法としては、カドミウム汚染地域から避難することや、カドミニウムに汚染された食品の接種を避けることが考えられます。また、公害対策として、カドミウムが流出した原因の特定や排出規制なども求められます。
現在は規制と監視がされており、国内で発症する可能性は低いと考えられています。
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