「ストレス性胃炎」の前兆・初期症状はご存知ですか? 原因・予防法を併せて解説

「ストレス性胃炎」の前兆・初期症状はご存知ですか? 原因・予防法を併せて解説

ストレス性胃炎の治療

ストレス性胃炎では、原因となるストレスを取り除く必要があります。何らかのストレスを抱えている場合には、専門家に相談したり十分に休息を取ったりしてストレスをコントロールすることが重要です。

また、必要に応じて薬物療法が考慮されることもあります。

薬物療法では、胃酸など胃の粘膜を傷つける物質の分泌を抑える「プロトンポンプ阻害薬」や「H2ブロッカー」や「抗コリン薬」などのほか、胃の粘膜を保護する「プロスタグランジン製剤」などが用いられます。

このほか、精神的ストレスを抱えている場合には、必要に応じて抗不安薬などが用いられることもあります。

ストレス性胃炎になりやすい人・予防の方法

何らかのストレスを抱えている人は、ストレス性胃炎を発症する可能性があります。ストレス性胃炎の発症を予防するためには、ストレスに対処する行動(コーピング)を取ることが有効です。

コーピングには、ストレスそのものに働きかけてストレスをなくす方法や、周囲の人の協力を得てストレスに対処する方法、ストレスによって生じる感情を誰かに聞いてもらう方法などがあります。

ストレスに対処するには、疲労を溜めないようにして十分に休息を取ることが重要です。日頃からこまめにストレスを発散できるよう、没頭できる趣味や生きがいとなるものを見つけるようにしましょう。

また、仕事の悩みや家庭内の悩みなど、自分1人で解決できないようなストレスを抱えている場合には、誰かに協力してもらうと良いでしょう。

周りにストレスを打ち明けられる人がいないという場合には、精神科医やカウンセラーなどの専門家に相談することも有効です。職場でパワーハラスメントにあっているという場合には、職場や公的機関の相談窓口などで相談することを検討しましょう。

いずれの場合にも、ストレスがある場合には1人で悩まないようにして、身近な人や専門機関などに相談し、解決していくことが大切です。


関連する病気

急性胃炎慢性胃炎心筋梗塞胃潰瘍十二指腸潰瘍

胃癌

機能性ディスペプシア

参考文献

日本内科学会雑誌105巻9号「機能性ディスペプシアの診断と治療」

兵庫医科大学内科学消化管科大島忠之、三輪洋人「ストレスと機能性消化管障害」

順天堂医学2010.56P.536〜542 北條麻理子、渡邊純夫「ストレスと消化管疾患」

第73回日本自律神経学会総会/シンポジウム 7 /自律神経学からみた機能性消化管疾患本郷道夫「自律神経と消化器症状」

神戸大学保険管理センター「ストレス胃炎とストレス潰瘍」

日本内科学会雑誌第81巻第3号浜松医科大学第一内科 金子栄蔵「急性胃炎の診断と治療」

日本内科学会雑誌第84巻第6号寺野彰、平石秀幸、石田基雄、島田忠人消化性潰瘍1診断と治療の進歩「1.病因2.防御因子の役割」

厚生労働省働く人のメンタルヘルス・サポートこころの耳「4ストレスへの対処」

配信元: Medical DOC

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