顎変形症の前兆や初期症状について
顎変形症は、いきなり噛み合わせが悪くなったり、顔の非対称が出てきたりするわけではありません。顎の骨のズレや成長の差がだんだんと大きくなることで生じます。
前兆や初期症状としては噛み合わせや顎の骨のズレといった症状が考えられます。具体的には以下のような症状が挙げられます。
上下の前歯の中身がズレている
前歯がひどく伸び出している
大きく口を開けた時に左右にずれている
食べ物が口からこぼれてしまう
横顔で唇が出ていたり引っ込んでいたりする
発音しにくい音がある
寝ている時にいびきをかいている
しかし、これらの症状がすべて顎変形症につながるわけではありません。口元や歯並びに違和感や異常を感じた場合は、歯科医へ相談しましょう。
顎変形症の検査・診断
顎変形症は、主に以下の検査・分析により診断されます。
噛み合わせの検査
レントゲンなどの画像撮影
模型を使った分析
噛み合わせの検査
上下の歯を噛み合わせた時に、歯の噛み合い方やズレ、歯並びなどにより評価を行います。具体的には以下のようなことをチェックします。
顔や歯の並びが左右対称か
上の歯・下の歯が前方に飛び出ていたり、引っ込んでいないか
上下の歯の中身が揃っているか
歯が重なっていたり、隙間がないか
ひどくすり減っている歯がないか
また、噛む機能の運動検査などもおこない、顎が正常に発達しているかを判断します。
レントゲンなどの画像撮影
レントゲンなどの画像撮影も診断の際に有効です。レントゲン写真を撮ることで顎の骨の状態を詳細に確認できるので、顎変形症の種類を特定するのに役立ちます。
また、手術を検討する場合にはCT・MRI検査を用いて行うことが有効とされています。CTやMRIによって顎の関節や血管・神経を三次元的に確認することができるので、手術で矯正するための情報として有用です。
模型を使った分析
患者さんの歯の模型を使い、噛み合わせの確認をおこなう場合もあります。噛み合わせの確認は奥歯の基準を使うことが多く、特に手術を検討する際には重要な判断要素となります。

