カロテノイドの効果的な摂取方法

カロテノイドを多く含む食品の摂取
緑黄色野菜や果物を中心に、甲殻類、魚類などから摂ることができます。
カロテノイドと一緒に摂取すると効果を高める栄養素・食品
カロテノイドは油に溶けやすい性質があることが分かっており、炒めたり揚げたりして食べると体内で吸収されやすくなります。油の摂取を控えたい方は、脂質の多い卵や肉類と一緒に摂取すると良いでしょう。
カロテノイドの効果を高める摂取タイミング
規則正しい生活の中で、3食きちんと食べること、主食・主菜・副菜を揃えることで、様々な食品からカロテノイドを摂ることが出来ます。野菜の摂取量に関しては厚生労働省が1日に350g(緑黄色野菜120g、淡色野菜230g)摂るように推奨しているので、一食に1~2品の野菜料理を食べるようにしましょう。トマトに含まれる「リコペン」は朝が一番吸収率が良いという研究結果もあります。
「カロテノイドの効果」についてよくある質問

ここまでカロテノイドの効果を紹介しました。ここでは「カロテノイドの効果」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
カロテノイドに老化防止の効果はありますか?
工藤 恭子 医師
カロテノイドは体内で抗酸化物質として作用するため、動脈硬化や老化の予防や免疫機能の維持にも有効といわれています。ストレスや食品添加物、たばこ、激しい運動、多量の飲酒、紫外線などによって活性酸素が大量に生成すると細胞を傷つけ、老化を進行させたり、動脈硬化のリスクを上げる物質ができます。その活性酸素の発生や働きを抑制する作用があるので、老化防止に効果があります。
カロテノイドに美容の効果はありますか?
工藤 恭子 医師
カロテノイドのなかでもβ-カロテンは効率良くビタミンAに変換されることが分かっています。ビタミンAには皮膚の古くなった細胞(角質)を新しい細胞へ生まれ変わらせるサイクルを整える働きがあるため、お肌の潤いには欠かせない栄養素です。
私たちの肌は日々紫外線などのさまざまな要因によってダメージを受けています。肌がダメージを受けると、皮膚を整えるサイクルが整わずに、乾燥やしわなどの肌トラブルを起こす原因になるといわれています。
そのため潤いのある肌の維持にはサイクルを整えるため、カロテノイドを積極的にとりましょう。
まとめ
カロテノイドは天然に存在する赤色、黄色、オレンジ色の色素成分であり、緑黄色野菜や果物を中心に、甲殻類、魚類などから摂ることができます。主なカロテノイドには、α-カロテン、β-カロテン、リコペン、β-クリプトキサンチン、ゼアキサンチン、アスタキサンチンがあり、それぞれ異なった特徴があります。カロテノイドは体内で必要に応じてビタミンAに変換され、皮膚や粘膜の健康にとって重要な働きをしています。また抗酸化物質として作用するため、動脈硬化や老化の予防や免疫機能の維持にも有効といわれています。その他、血管系疾患の予防、目の健康維持、骨密度の維持、がんの予防などの効果も期待されています。カロテノイドを効率良く摂取するためには油を使って加熱調理したり、卵や肉類などの脂質と一緒に摂ったりするようにしましょう。
「カロテノイド」と関連する病気
「カロテノイド」と関連する病気は3個ほどあります。各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
血管系の病気
心臓血管系疾患(心筋梗塞、心不全、狭心症等)
眼科系の病気
夜盲症
整形外科系の病気
骨粗鬆症「カロテノイド」と関連する症状
「カロテノイド」と関連している、似ている症状は3個ほどあります。各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
関連する症状
夕方の目のカスミ
骨折動悸、息切れ
参考文献
ビタミンAとカロテノイド(厚生労働省)
「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書(厚生労働省)
野菜・果物に多い天然色素(カロテノイド)は飲酒と喫煙の毒消しに役立つか?!|独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構
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