「インフルエンザの咳の特徴」はご存知ですか?風邪の咳の違いも解説!【医師監修】

「インフルエンザの咳の特徴」はご存知ですか?風邪の咳の違いも解説!【医師監修】

インフルエンザの咳への対処法

インフルエンザの咳への対処法

インフルエンザで咳が辛いときに自宅でできることはありますか?

自宅ではまず安静を保ち、十分な睡眠と休養をとることが基本です。咳が続くと体力を消耗するため、無理をせずに身体を休めましょう。室内の湿度を保つことで喉の乾燥を防ぎ、咳をやわらげる効果が期待できます。乾燥しやすい環境では、加湿器などを使って50〜60%程度の湿度を保つよう心がけましょう。

さらに、こまめな水分補給は粘膜の潤いを保ち、痰を出しやすくする効果があります。温かいスープやカフェインの少ないお茶などを選ぶとより効果的です。市販ののど飴をなめたり、マスクで喉を保湿したりすることも、咳を軽減するのに役立ちます。

参照:『令和6年度インフルエンザQ&A』(厚生労働省)

病院ではインフルエンザの咳に対してどのように治療しますか?

医療機関では抗インフルエンザ薬を用いてウイルスの増殖を抑えます。これらの薬は、発症から48時間以内に服用すると効果が高いとされます。

咳が強い場合には、症状をやわらげるための咳止め薬(鎮咳薬)や、痰を出しやすくする薬(去痰薬)が処方されることがあります。さらに、肺炎や気管支炎などの合併症が疑われる場合には、胸部レントゲンや血液検査などを行い、必要に応じて抗菌薬が投与されることもあります。

参照:『令和6年度インフルエンザQ&A』(厚生労働省)

インフルエンザで咳だけが長引くときの対処法を教えてください

インフルエンザが治った後でも、咳だけが数週間残ることがあります。これは気道過敏症と呼ばれる状態で、炎症が収まっても気道の粘膜が敏感になっているために咳が続くことがあります。

長引く咳は生活の質を下げるだけでなく、喘息の悪化など、別の病気が背景にある可能性もあります。特に、痰の色が濃くなる、息苦しさが強い、夜間に咳で目が覚めるといった症状がある場合には、あらためて医療機関で診察を受けることが推奨されます。

編集部まとめ

編集部まとめ
インフルエンザは風邪とは異なり、急激な高熱や強い全身症状を伴うのが特徴で、咳も主要な症状のひとつです。発症初期には痰を伴わない乾いた咳が多くみられ、進行に伴って湿った咳に変化することもあります。こうした咳は、肺炎などの合併症の兆候となる場合もあります。風邪や新型コロナウイルス感染症など、インフルエンザ以外の呼吸器疾患と症状が似ているため、咳の質や持続期間、全身の状態を総合的に判断します。

自宅では安静を保ち、加湿や水分補給などで咳をやわらげるよう心がけましょう。症状が強い場合や長引く場合には、医療機関を受診して適切な治療を受けることがすすめられます。

参考文献

『インフルエンザ施設内感染予防の手引き』(厚生労働省)

『新型インフルエンザ 診療ガイドライン(第1版)』(一般社団法人日本感染症学会)

『呼吸器Q&A(一般社団法人日本呼吸器学会)』

『新型コロナウイルス感染症COVID-19診療の手引き第10.1版』(厚生労働省)

『新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(いわゆる後遺症)に関するQ&A』(厚生労働省)

『令和6年度インフルエンザQ&A』(厚生労働省)

配信元: Medical DOC

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