「私が奪ったわけじゃない」もう止められない?友人の“危うい異性関係”|人の夫を奪う友人

「私が奪ったわけじゃない」もう止められない?友人の“危うい異性関係”|人の夫を奪う友人

中学時代の友人・由香と久しぶり会った千夏は、真面目だった彼女の見た目や生活の変化に戸惑いを隠せませんでした。さらには、既婚者との関係も明かされ、言い知れぬ胸騒ぎを覚えました。

何かが壊れていく

年が明けるころには、由香の生活はすっかり変わっていました。

由香「昨日も店に行っちゃった。あそこ、ほんと落ち着くの」
私「また?週に何回行ってるの?」
由香「うーん、3回くらいかな。でも最近ね、常連さんとゴルフに行ったの。中村さんって人、すごく面白いの」

その笑顔に、私は一瞬ためらいながらも尋ねました。

私「その人は独身なの?」
由香「まだ入籍はしてないけど、婚約者がいるんだって」
私「……それ、本当に大丈夫?」
由香「ただの友達だよ。誤解しないで」

その言葉の軽さに、寒気がしました。以前の由香なら、こんな話を聞いた瞬間に否定していたはずでした。でも今の由香は、大人の関係という言葉を、都合よく自分に当てはめているようでした。

その数日後、由香のSNSには夜景を背景にした写真が投稿されました。「素敵な時間をありがとう」というひと言が添えられ、タグには「#大人の余裕」「#ご馳走さま」などと並び、コメント欄には常連らしき男性たちのコメントが続いていました。

私はスマホを見つめながら、ため息をつきました。何かが壊れていく気がする。けれど、この時にはまだうまく言葉にはできませんでした。

”自由”に必要なもの

その週末、由香から珍しく誘いの電話がありました。

由香「ねえ、今日会わない?話したいことがあるの」

駅前のカフェで会った由香は、ブランド物のバッグを抱えていました。

由香「これ、中村さんが誕生日プレゼントにくれたの」
私「……高そうだね」
由香「びっくりしたよ。最初は遠慮したんだけど、『似合うと思って』って言われたら断れなくて」

その口調には、罪悪感よりもどこか誇らしげな響きがありました。私は静かにコーヒーを置いて言いました。

私「それ、婚約者の人が見たらどう思うかな」
由香「そんなの、あの人の問題でしょ?私が奪ったわけじゃない。向こうが求めてきただけ」

そう言い切る由香の瞳には、わずかに疲れた光が宿っていました。自由と寂しさの境界線。その上を、ピンヒールで危うく渡っているように見えました。帰り際、由香がぽつりとつぶやきました。

由香「私、今まで真面目に生きてきたけど、何も変わらなかった。誰にも必要とされなかった。でも、あの店では、誰かが『きれいだね』って言ってくれる。それだけで、ちょっと生きてる気がするの」

私は何も言えず、ただうなずきました。きっと、由香は自分でも気づかないうちに、“愛されたい”という欲望に取り込まれていたのかもしれません。

配信元: ママリ

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