カリウムの効果

高血圧の予防
腎臓でのナトリウムの再吸収を抑え体内の余分なナトリウムの排泄を促すため、血圧を下げる効果があります。ナトリウム(食塩)の摂りすぎによって起こる高血圧や、高血圧によって起こる動脈硬化や心臓病、脳血管疾患などの予防・改善効果にもつながります。
むくみの予防・軽減
むくみは、体内の水分代謝が滞り、循環が悪くなることで引き起こされることがあります。水分の排出にはカリウムとナトリウムが密接に関係しており、特に塩分(ナトリウム)の過剰摂取は、体液濃度を一定に保つために体内に水分を溜め込み、むくみの原因となります。カリウムには、余分なナトリウムや水分を尿として排出する働きがあるため、むくみの予防や軽減に効果的です。この働きは腎臓を通じて行われるため、カリウムを適切に摂ることで体内の水分バランスを整えることが期待できます。
筋肉を正常に保つ
カリウムは筋肉の収縮にも関わっています。カリウムやナトリウムが細胞に出入りすることで電気信号が発生し、神経を伝って信号を伝達することで筋肉を収縮・弛緩させたりしています。このため、ナトリウムとカリウムをバランス良く摂ることは筋肉が正常に収縮することにつながります。
カリウムが不足する原因

嘔吐や下痢
嘔吐や下痢は、消化管からのカリウムの損失を引き起こします。特に急性の下痢や嘔吐は大量のカリウムを失う原因となります。
食事制限や偏食
カリウムは多くの食品に含まれる為、不足しにくい栄養素ですが、極端な食生活が続くと不足することがあります。特に野菜や果物が少ない場合、不足のリスクが高まります。
利尿剤の使用
利尿剤は腎臓に作用して尿中にナトリウムや水分を排泄させる薬ですが、同時にカリウムも排泄させることがあります。特に、ループ利尿剤やチアジド系利尿薬剤は、カリウムの排泄を促進し、低カリウム血症を引き起こすことが知られています。
インスリン投与
糖尿病治療に用いられるインスリンは、血中のカリウムを細胞内に移動させる作用があります。これにより、低カリウム血症を引き起こすことがあります。特にインスリンの過剰投与が原因となります。
アルドステロンの過剰分泌
アルドステロンは、腎臓でのナトリウム再吸収を促進し、カリウムの排泄を促すホルモンです。原発性アルドステロン症などの病気では、アルドステロンの過剰分泌が起こり、カリウム排泄が過剰になり、低カリウム血症を引き起こします。

